芸能

黒木華、吉高由里子、永作博美ら「離れ目和顔」がモテる理由

和風な顔立ちと雰囲気が人を惹きつける黒木華

 ファッションやメイクは「脱力系」がトレンド。浜崎あゆみ人気に端を発したデコ目&デカ目ブームは落ち着き、“離れ目の和風顔”に人気が回帰している。芸能界でも、映画界で引っ張りだこの黒木華や、新ドラマ「ドS刑事」に主演中の多部未華子、吉高由里子、人気上昇中の足立梨花など、ふわっとした雰囲気の「離れ目和顔」女優の活躍が目立つ。

 ネット上に「求心顔」と「遠心顔」とで好みを比べるサイトも多数あるが、男性目線では「離れ目は動物的なかわいさがある」などと「遠心顔」の方が断然人気の様相。目を大きく見せることは女性にとって永遠のテーマだが、意外にも男性からは「デカ目は色気を感じない」などの声が上がり、「モテ」では離れ目顔に軍配が上がるようだ。

 実は、離れ目人気は動物として根拠があることだという。赤ちゃんや動物の子供など、「ベビーシェマ」といわれる子供のような姿形の特徴に人はかわいさを感じてしまうものだと、動物行動学者のローレンツ博士は説いている。その特徴のひとつが、「目と目の間が離れている」。確かに、アザラシの赤ちゃんや、永遠の愛されキャラ・キティちゃんを見ても歴然。幅広い年齢層に長く支持されている永作博美やYUKIも、離れ目で薄めの顔立ちの童顔が男女問わず人気だ。

 上に男性側の離れ目人気について挙げたが、女性側にもその傾向は見られる。美容のトレンドを見ても、ファッションやメイクは“ゆるふわ”が人気。「VOGUE」などのファッション誌によると、今シーズンはカラーレスで素肌っぽいメイクがトレンド。この春は、前の晩にメイクを落とさず寝てしまったような、ぼかし気味のアイメイクに目の下チークなど、ナチュラルだが無防備で、どこかセクシーな“二日酔い”風メイクが旬だという。

 ビューティージャーナリストの前田美保さんは、以前流行った、目を大きく見せるデコラティブなメイクは古く、ナチュラル志向になってきていると語る。

「人気モデルの野崎萌香ちゃんもそうですが、柔らかい“ふわ顔”“ぽわ顔”が人気なのは確か。印象として、お人形さんのように作りあげるドーリィなメイクはなくなりましたね。目を大きく見せるために、マスカラたっぷりのひじきまつ毛をぐっと上げたり、アイラインで目を全部囲うような、デコる感じはなくなりました。メイクは目元に明るい淡い色をいれて女らしさを演出したり、柔らかい印象にするのが主流です。

 エクステを外す人も結構多いです。つける場合も、今は着けているとわからない、もともとまつ毛がふわふわしている人だと思わせるナチュラルな感じが人気。目元重視でボリュームを出すよりは、色も茶色なじみで細く、すっと長く軽くが人気です。眉も太眉になっていますから、目元はふわっとさせる流れです」(前田さん)

 どちらかというと地味な「離れ目和顔」に人気が集まっているのも、背景にナチュラル志向があるようだ。「離れ目和顔」が今魅力に映っている理由は、「親しみやすさと、自分を投影できるところ」と前田さんは分析する。

関連記事

トピックス

結婚生活に終わりを告げた羽生結弦(SNSより)
【全文公開】羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんが地元ローカル番組に生出演 “結婚していた3か間”については口を閉ざすも、再出演は快諾
女性セブン
「二時間だけのバカンス」のMV監督は椎名のパートナー
「ヒカルちゃん、ずりぃよ」宇多田ヒカルと椎名林檎がテレビ初共演 同期デビューでプライベートでも深いつきあいの歌姫2人の交友録
女性セブン
NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
《重い病気を持った子を授かった夫婦の軌跡》医師は「助からないので、治療はしない」と絶望的な言葉、それでも夫婦は諦めなかった
女性セブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン