芸能

米倉涼子別居報道に見る有名人女性の夫としての正しい在り方

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が独自の視点で最新芸能ニュースを深掘りする連載「芸能耳年増」。今回は、夫のモラハラや別居報道で世間を賑わせる米倉涼子に注目。

 * * *
 週刊文春が報じた米倉涼子が夫から受けたとする“モラハラ”に関しての記述は、芸能マスコミはもちろん、読者や視聴者にも大きな衝撃を与えた。

 最初にスポニチが報じた「離婚も」や、翌日サンスポが書いた「ハワイ挙式とりやめ」などは、当初、所属事務所が言っていた「夫婦ゲンカの延長」という理解もできたが、今回、文春は、東京にいる米倉と大阪にいる夫A氏を同時に直撃。どちらも離婚について明確に否定をしなかったうえ、米倉は「辛かったですか?」という文春記者の質問に「……うん」と答えたという。

 自宅で自分はソファに座り、妻を床に5時間も正座させて説教をしたとか、知人が多数いる前で妻を叱責したり罵倒したりしたという報道を受け、私が『ドデスカ!』(メ~テレ)で共演しているジャーナリストの大谷昭宏氏は「御主人は、米倉さんと張り合っていたのかもしれないね」とコメント。なるほど、そういうことなのかもしれないと思った。

 一流企業から独立し、起業。2才年上の視聴率女優をめとったことは、夫にとって最強のブランドになったと同時に、どこに行っても「米倉涼子の夫」と言われてしまうのは、30代のA氏にとってはおもしろくはなかったのだろう。

 いまA氏は仕事の関係で関西にいるのだという。新婚のA氏が妻のいる東京から別居してまで関西に移住しているワケは、もともと関西の大学出身で知人が多いうえ、競合する会社が多数ある東京に比べて、仕事を拡張しやすいというメリットがあるからだと言われている。

 そんなA氏が夜な夜な大阪の繁華街に現れては、いわゆる“おねーちゃん遊び”をしているもようも週刊文春のカメラはとらえている。そこでA氏は、自分が米倉の夫であることをネタに女性を口説いているとの噂もある。

 どうやら、スピード離婚が避けられないことになりそうな米倉涼子だが、この結婚は2年も交際してのゴールインだし、いわゆる、あてつけ婚でもなければ略奪婚でもない。

 となれば、世間一般から女優・米倉涼子が批判される理由は何もない。どう読んでも米倉サイドから出た情報の段積みとは言え、週刊文春の記事によって、「これはダンナが悪い」「米倉さん、かわいそう」と、まるでスザンヌの離婚のときのように世間は思っているに違いない。今後の彼女の芸能活動は「失敗しない」ではなく、「心配しない」で良いように思う。

 夫婦のことは夫婦にしかわからないし、そういう、Sっ気のある男性に大女優がコロッといってしまうのは、よくある話だ。蝶よ花よとおだてられて生きてきた女優が、撮影現場で厳しく指導する監督やプロデューサーと恋に落ち、結婚するケースは芸能界では過去にも山ほどあった。

関連記事

トピックス

中居正広氏と被害女性の関係性を理解するうえで重大な“証拠”を独占入手
【スクープ入手】中居正広氏と被害女性との“事案後のメール”公開 中居氏の「嫌な思いをさせちゃったね。ごめんなさい」の返事が明らかに
週刊ポスト
苦境に立たされているフジの清水賢治社長(左/時事通信フォト)、書類送検された山本賢太アナ(右=フジホームページより)
“オンカジ汚染”のフジテレビに迫る2つの危機 芋づる式に社員が摘発の懸念、モノ言う株主からさらに“ガバナンス不全”追及も
週刊ポスト
二刀流復活・大谷翔平の「理想のフォーム」は?(時事通信フォト)
二刀流復活・大谷翔平の「理想のフォーム」は?「エンゼルス時代のようなセットポジションからのショートアームが技術的にはベター」とメジャー中継解説者・前田幸長氏
NEWSポストセブン
24時間テレビの募金を不正に着服した日本海テレビ社員の公判が行われた
「募金額をコントロールしたかった」24時間テレビ・チャリティー募金着服男の“身勝手すぎる言い分”「上司に怒られるのも嫌で…」【第2回公判】
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
「“俺はイジる側” “キツいイジリは愛情の裏返し”という意識を感じた」テレビ局関係者が証言する国分太一の「感覚」
NEWSポストセブン
衝撃を与えた日本テレビ系列局元幹部の寄付金着服(時事通信フォト)
《24時間テレビ寄付金着服男の公判》「小遣いは月に6〜10万円」夫を庇った“妻の言い分”「発覚後、夫は一睡もできないパニックに…」
NEWSポストセブン
TOKIOの国分太一
【スタッフ証言】「DASH村で『やっとだよ』と…」収録現場で目撃した国分太一の意外な側面と、城島・松岡との微妙な関係「“みてみぬふり”をしていたのでは…」《TOKIOが即解散に至った「4年間の積み重ね」》
NEWSポストセブン
警視庁を出る鈴木善貴容疑者=23日午前9時54分(右・Instagramより)
「はいオワター まじオワター」「給料全滅」 フジテレビ鈴木容疑者オンカジ賭博で逮捕、SNSで1000万円超の“借金地獄”を吐露《阿鼻叫喚の“裏アカ”投稿内容》
NEWSポストセブン
解散を発表したTOKIO
《国民に愛された『TOKIO』解散》現場騒然の「山口達也ブチギレ事件」、長瀬智也「ヤラセだらけの世界」意味深投稿が示唆する“メンバーの本当の関係”
NEWSポストセブン
大手芸能事務所の「研音」に移籍した宮野真守
《異例の”VIP待遇”》「マネージャー3名体制」「専用の送迎車」期待を背負い好スタート、新天地の宮野真守は“イケボ売り”から“ビジュアル推し”にシフトか
NEWSポストセブン
「最近、嬉しかったのが女性のファンの方が増えたことです」
渡邊渚さんが明かす初写真集『水平線』海外ロケの舞台裏「タイトルはこれからの未来への希望を込めてつけました」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
「週刊ポスト」本日発売! 中居正広と元フジ女性アナの「メール」全面公開ほか
NEWSポストセブン