ライフ

鍋奉行の心得 菜箸を使うか直箸でいいかの許可取りなど

鍋奉行の心得七ヶ条とは

 鍋を囲むときには欠かせない「鍋奉行」の存在。鍋奉行はあくまで仕切る人のことなので、必ずしも鍋料理に長けていなくても大丈夫。今宵の鍋料理をおいしく食べるための基本のイロハ七ヶ条を知っておこう。

【うまみの出る具材は先に入れる】

 肉、魚介は早めに入れて、おいしいだしを生かす。また、肉、魚とも骨のまわりの身にはうまみ成分が多いので、鶏骨つき肉、手羽先、スペアリブ、魚のアラなど骨つきの部分をまず先に入れるとよい。

【火の通りにくいものから入れる】

 たとえば野菜を例にとると、火の通りにくい根菜は早めに入れ、すぐに火の通る葉野菜は最後に入れる。また、白菜なら芯が先で葉はあと、小松菜なら軸が先で葉はあと……という具合に、火の通りにくい部分から入れる。

【長く煮るとかたくなってしまうものは最後】

 薄切り肉、えびやいかなどは、長く煮るとかたくなっておいしくなくなってしまうので、煮すぎに注意。さっと煮て「食べ時」を知らせる。

【鍋の中の具材がほぼなくなってから足す】

 鍋の中の具材が少し減ったからといって、次々と具材を足してしまうのはNG。煮えたものと煮えていないものがごっちゃになり、どれを取っていいかわからなくなる。

【追加のだし汁を用意しておく】

 具材はたくさん用意したとして、忘れてしまいがちなのが、だし汁。食べている最中に煮汁が煮詰まったり少なくなったときに注ぎ足せるように作りおいておきたい。最後までおいしく食べるために気を配ることが大事。

【菜箸を使うか直箸でいいか、みんなに聞く】

 みんなで同じ鍋に箸を入れる直箸を嫌う人もいるので、菜箸を使うか、最初に直箸でいいか聞く。逆さ箸にする人もいるが、手で持っている部分を下に返してつかむわけだから、それはそれで衛生的ではなく、所作としてNG。

【細かい指示は御法度】

 複数人でわいわい楽しむのが鍋料理の席。食べる順番、薬味の量、食べ方、たれのかけ方など、おいしく食べてもらいたいがゆえに、口うるさくなってしまっては本末転倒。食べ時に早く食べるよう促すのも、ほどほどに。

※週刊ポスト2016年2月12日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

TOKIOの国分太一(右/時事通信フォトより)
《TOKIO解散後の生活》国分太一「後輩と割り勘」「レシート一枚から保管」の節約志向 活動休止後も安泰の“5億円豪邸”
NEWSポストセブン
大谷翔平の新投球スタイルを分析(Getty Images)
《二刀流復活》進化する“投手・大谷翔平” 「ノーワインドアップ」と「シンカーボーラーへの移行」の新スタイルを分析
週刊ポスト
中山美穂さんをスカウトした所属事務所「ビッグアップル」創設社長の山中則男氏が思いを綴る
《中山美穂さん14歳時の「スケジュール帳」を発見》“芸能界の父”が激白 一夜にしてトップアイドルとなった「1985年の手帳」に直筆で記された家族メモ
NEWSポストセブン
結婚式は6月26日に始まり3日間行われた(時事通信フォト)
《総額72億円》Amazon創始者ジェフ・ベゾス氏の豪華結婚式、開催地ベネチア住人は「億万長者の遊び場に…」と反発も「朝食17万円、プライベートジェット100機貸し切り」で市長は歓迎
NEWSポストセブン
藤川監督(左)の直訴を金田氏(右)が存命であればどう評したか
阪神・藤川球児監督の「練習着にハーフパンツ着用」直訴で思い出される400勝投手・金田正一さんの言葉「大投手になりたければふくらはぎを冷やしたらアカン」
NEWSポストセブン
「札幌のギャグ男」公式インスタグラムより
《特別支援学級編入を決断した当事者の声》「小3の知能で止まっている」と宣告された中学1年生が抱えた“複雑な思い”「母さんを楽にしてやれるって思ったんだ」
NEWSポストセブン
STARTO ENTERTAINMENTの取締役CMOを退任することがわかった井ノ原快彦
《STARTO社取締役を退任》井ノ原快彦、国分太一の“コンプラ違反”に悲しみ…ジャニー喜多川氏の「家族葬」では一緒に司会
NEWSポストセブン
仲睦まじげにラブホテルへ入っていく鹿田松男・大阪府議(左)と女性
石破“側近”大阪府連幹部の府議、本会議前に“軽自動車で45分ラブホ不倫” 直撃には「知らん」「僕と違う」の一点張り
週刊ポスト
国民民主党から公認を取り消された山尾志桜里氏の去就が注目されている(時事通信フォト)
「国政に再挑戦する意志に変わりはございません」山尾志桜里氏が国民民主と“怒りの完全決別”《榛葉幹事長からの政策顧問就任打診は「お断り申し上げました」》
NEWSポストセブン
中居正広氏と被害女性の関係性を理解するうえで重大な“証拠”を独占入手
【スクープ入手】中居正広氏と被害女性との“事案後のメール”公開 中居氏の「嫌な思いをさせちゃったね。ごめんなさい」の返事が明らかに
週刊ポスト
24時間テレビの募金を不正に着服した日本海テレビ社員の公判が行われた
「募金額をコントロールしたかった」24時間テレビ・チャリティー募金着服男の“身勝手すぎる言い分”「上司に怒られるのも嫌で…」【第2回公判】
NEWSポストセブン
妻とは2015年に結婚した国分太一
「“俺はイジる側” “キツいイジリは愛情の裏返し”という意識を感じた」テレビ局関係者が証言する国分太一の「感覚」
NEWSポストセブン