ビジネス

中古人気高いマツダ車 その理由をカーマニア解説

 モテ車を解説する「週刊ポスト」連載の「死ぬまで カーマニア宣言!」。これまでにクルマを約40台買ってきたフリーライター・清水草一氏(54)が、中古車人気ベスト3のなかから美女人気が高いのはどれかを解説する。

 * * *
 ご同輩諸君。皆さんは新車派だろうか中古車派だろうか。周囲を見ると、新車派は「中古車なんか怖くて」と言い、中古車派は「新車なんて高くて馬鹿らしい」と言う。

 私はこれまで新車12台、中古車31台を乗り継いで来たので、どちらかというと中古車派に属する。中古車の魅力はなんと言ってもその安さにある。なにせ日本車の信頼性は世界一。中古ガイシャとなると多少バクチだが、国産中古車をディーラー系の販売店で買えば、不安などあるはずがない。食わず嫌い派も一度体験してみることをオススメする。

 ところで、中古車情報大手のカーセンサー(リクルート)は、毎年「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー」を発表している。これは単に数が多く売れた中古車ではなく、ユーザーの購入意欲の高さ(販売店への問い合わせ総数)など、反響が大きかったモデルを選ぶもの。つまり「熱い視線を集めた中古車大賞」とでも言おうか。昨年の上位3台は以下の通りだった。

1位:マツダ・RX-8
2位:マツダ・CX-5
3位:スバル・レガシィツーリングワゴン(4代目つまり先々代)

 なんとマツダがワン・ツーフィニッシュ。3位のスバルと併せ、マニア度の高いメーカーが上位を占めた。これらの車種が、目の肥えた中古車マニアがオススメする中古車だと言ってもいい。

 1位のRX-8は、マツダ自慢のロータリーエンジンを搭載した最後のモデル。スポーツカーでありながら、観音開きのリヤドアを持ち、大人4人が乗れる居住性をなんとか確保した非常にユニークな存在だ。すでに4年前に生産中止となっているが、人間、もう買えないとなると逆に欲しくなるもの。そのあたりも熱を高める要因だろう。中古車価格はピンキリだが、平均すれば100万円を切っている。

 ところでこのRX-8、実際はどんな感じか? 運転して最も感動するのは、そのハンドリングのすばらしさだ。コンパクトなロータリーエンジンを思い切り車体中央寄りに搭載したことで、驚くほど軽快に曲がる。デザインもユニークでカッコよく、今でも古さを感じさせない。

 ただ、ロータリーエンジンの方は、低い回転での反応が悪く、それほどパワフルでもない。なにより困るのは燃費の悪さだ。平均してリッター6km走れば御の字である。燃費ではフェラーリと勝負しても僅差。スポーツカーは概して美女ウケも悪いので、マニア以外にはちょっとオススメできない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
岸信夫元防衛相の長男・信千世氏(写真/共同通信社)
《世襲候補の“裏金相続”問題》岸信夫元防衛相の長男・信千世氏、二階俊博元幹事長の後継者 次期総選挙にも大きな影響
週刊ポスト
女優業のほか、YouTuberとしての活動にも精を出す川口春奈
女優業快調の川口春奈はYouTubeも大人気 「一人ラーメン」に続いて「サウナ動画」もヒット
週刊ポスト
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
デビュー50年の太田裕美、乳がん治療終了から5年目の試練 呂律が回らず歌うことが困難に、コンサート出演は見合わせて休養に専念
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン