国内

丸山和也議員「次は麻生、岸田、石破の三つ巴の争いに」

麻生氏が再び首相に返り咲くのか

 8月3日に発足した安倍改造内閣だが、文科相を打診した伊吹文明・元衆院議長や公明党からの2人目の大臣を断られるなど、早くも泥船の様相を呈している。

 総理大臣の「権力の源泉」は大臣を任免する人事権にある。それが「大臣になりたくない」と固辞されるのだから、権力の崩壊がはっきり見えた。加計問題や安倍首相の憲法改正の手法を厳しく批判してきた額賀派副会長・船田元氏は、「たとえ入閣を打診されても断わっていたでしょう」と言い、こう続ける。

「今回の改造は直前になっても人事構想がはっきりしないという異例な事態だったが、自民党にとって非常に重要な人事だ。それというのも、都議選で圧勝した都民ファーストに国政進出の動きがあり、政権の一部には先手を打って解散・総選挙論が出ている。

 しかし、年内の解散は非常に危険で、党内にも警戒する声が多い。我慢して支持率回復の機会を待つだけの時間を稼がなければならない。それができるかどうかは総理と距離があっても実力がある人間を入閣させるかどうかにかかっていた」

 しかし、結果は入閣拒否者が相次ぐ事態になった。別の額賀派幹部が言う。

「いま、党内では溜まっていた不満のマグマが噴き出している。岸田文雄(前外相)さんでも、石破茂(元地方創生相)さんでも、いつ、どこから倒閣ののろしがあがっても不思議ではない。安倍さんが解散の“カの字”でも、憲法改正の“ケの字”でも本気で口にしたら、それがきっかけになる」

関連キーワード

関連記事

トピックス

森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
【悠仁さまの大学進学】有力候補の筑波大学に“黄信号”、地元警察が警備に不安 ご本人、秋篠宮ご夫妻、県警との間で「三つ巴の戦い」
女性セブン
どんな演技も積極的にこなす吉高由里子
吉高由里子、魅惑的なシーンが多い『光る君へ』も気合十分 クランクアップ後に結婚か、その後“長いお休み”へ
女性セブン
日本人パートナーがフランスの有名雑誌『Le Point』で悲痛な告白(写真/アフロ)
【300億円の財産はどうなるのか】アラン・ドロンのお家騒動「子供たちが日本人パートナーを告発」「子供たちは“仲間割れ”」のカオス状態 仏国民は高い関心
女性セブン
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
《視聴者は好意的な評価》『ちびまる子ちゃん』『サンモニ』『笑点』…長寿番組の交代はなぜスムーズに受け入れられたのか?成否の鍵を握る“色”
NEWSポストセブン
わいせつな行為をしたとして罪に問われた牛見豊被告
《恐怖の第二診察室》心の病を抱える女性の局部に繰り返し異物を挿入、弄び続けたわいせつ精神科医のトンデモ言い分 【横浜地裁で初公判】
NEWSポストセブン
バドミントンの大会に出場されていた悠仁さま(写真/宮内庁提供)
《部活動に奮闘》悠仁さま、高校のバドミントン大会にご出場 黒ジャージー、黒スニーカーのスポーティーなお姿
女性セブン
足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
今年1月から番組に復帰した神田正輝(事務所SNS より)
「本人が絶対話さない病状」激やせ復帰の神田正輝、『旅サラダ』番組存続の今後とスタッフが驚愕した“神田の変化”
NEWSポストセブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
『教場』では木村拓哉から演技指導を受けた堀田真由
【日曜劇場に出演中】堀田真由、『教場』では木村拓哉から細かい演技指導を受ける 珍しい光景にスタッフは驚き
週刊ポスト