「一方、その声に応えようと無理をされ、また病状が後戻りしてしまうことに不安を覚える声も聞こえてきます。ですから、愛媛にお出ましにならないという判断は理解もできます。しかし問題は、その期間に私的外出として愛子さまの文化祭に、しかも2日間とも足を運ばれるべきだったのかということです。文化祭をご覧になることは“できることからする”という治療方針の雅子さまにとってプラスだったかもしれませんが、このことを障害者スポーツ大会の関係者が知ったらどう感じるか。“愛子さまファースト”の外出を自粛されるという選択肢もあったのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)
文化祭2日目の10月29日、天皇皇后両陛下は『全国豊かな海づくり大会』の式典行事や7月の集中豪雨の被災地訪問のため、福岡県を訪れられていた。大会の式次第が終わり両陛下が退場される際、ちょっとしたハプニングが起こった。
「壇上に、作文コンクールの受賞者の小学2年の男子児童がいました。そのとき、席を立たれた陛下が児童の前を素通りしてステージ脇に向かわれてしまったのです。美智子さまからお声があったようで、陛下はそこで踵を返され、改めて児童にお声掛けをされました」(別の皇室記者)
年間300件を超える公務は、80才を超えられている両陛下にとって大きなご負担であることは明白だろう。対して、雅子さまの公務の数は50件前後に留まっている。
「皇后になられた雅子さまが、いきなり美智子さまと同じ公務の数を担われることは現実的ではないでしょう。天皇となった皇太子さまがおひとりでお出ましになる公務も引き続きあると思います。そうなったとき、雅子さまの“行動選択”が新たな火種とならないか、一抹の不安を覚えます」(前出・皇室ジャーナリスト)
「次代の皇后」と「母」の間で、雅子さまの心は揺れ動いている。
※女性セブン2017年11月16日号