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道路陥没で3人落下 セメント注入で家族抗議、その後監禁

安心して道も歩けない

 中国広東省広州市の道路で12月1日午前、原因不明の陥没事故が発生して、偶然通りかかった清掃車両とスクーターの各1台が陥没個所に落下。連絡を受けた市当局は落ちた3人を救助せずに、直ちに陥没個所にセメントを注入していたことが明らかになった。

 そのことを知った3人の家族らは広州市政府庁舎前で抗議をしたが、相手にされずに、逆に警察によって監禁され、消息不明になっている。ネット上では「当局による殺人だ」「中国人の人命はあまりにも軽い。アリ並みだ」などとの市当局を批判する声が上がっている。広州市の地元メディアが報じた。

 事故現場は市内中心部の広州大通りの交差点で、陥没は幅数メートル、深さ約40メートルにも及んでいた。落下した清掃車両には50代と20代の男性親子が乗っていたのに加え、スクーターに乗っていた30代の男性も落ちたという。

 中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」では「拡散希望。落下した清掃車には祖父と父が乗っていた。いま、私は友人や家屋と一緒に現場に来ているが、警察が現場を封鎖して近づけない。まず、祖父と父を救助するように警察官に訴えているが、すでにセメントを流している」と、親族によって現場の状況が伝えられていた。

 スクーターの男性の妻もウェイボに投稿。「私の夫を助けて。いま私は1歳の娘を抱いている。生まれたばかりの赤ちゃんのためにも助けてほしい」との内容だ。

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