秋篠宮さま以来、41年ぶりの男性皇族の誕生だった(2006年9月、東京・港区)

41年ぶりの男性皇族である悠仁さまだが、所功氏は「悠仁さまが結婚されても男子を授かるとは限りませんから、その先は、男系男子『限定』ではなく『優先』とし、少なくとも男系女子の即位は公認するべき」と語った(写真は2006年9月、東京・港区。JMPA)

 この先ますます愛子さまが果たされる役割は大きくなる。

「唯一の皇女である愛子さまは、ご両親をお近くで支えてこられました。これからは成年皇族として公務にも励まれることでしょう。愛子さまは、ご結婚後も『両陛下のお支え』と『公務の励行』を皇族として続けられることが望ましい。そのために、せめて皇女が当主の宮家設立を可能にする特例法を実現してほしいと思います」(前出・所さん)

 現在、愛子さまの“お相手選び”が水面下で行われているという。

「旧宮家で、愛子さまと同年代の男系男子のいる賀陽家、東久邇家のご子息らがリストアップされているそうです。愛子さまが男系男子と結婚され、もし男子を出産されたら、その子は『男系男子』となり皇位継承権が認められるかもしれない。愛子さまは『天皇の母』となります」(宮内庁関係者)

 昭和から、平成、令和と時代は移り変わった。現在、国内の「ジェンダーギャップ指数」の低さが大きく報道されるなど、日本でも「男女平等」の意識は広まっている。世界を見渡せば、エリザベス女王の英国をはじめ、スウェーデン、オランダ、ノルウェー、ベルギーなど、男女関係なく長子優先の王室は多い。

「将来的には、女系天皇を容認する世の中になっているかもしれない。そうすれば、お相手の血筋やお子さまの性別にかかわらず、愛子さまが『天皇の母』になる日が来るかもしれません」(別の宮内庁関係者)

 同じ日に人生の晴れの節目を迎えられた愛子さまと悠仁さま。しかし、過渡期を迎えている日本の皇室は、次代を担われるおふたりの皇族に残酷な運命を突きつける。

※女性セブン2022年4月7・14日号

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