芸能

《“ねじねじ”で愛された中尾彬さん(81)が急逝》大病を機に始めていた“終活”、コワモテ俳優からコメンテーターとして人気を博した晩年

中尾彬さん(時事通信フォト)

亡くなった中尾彬さん(時事通信フォト)

 俳優の中尾彬さんが亡くなっていたことがわかった。81歳だった。近いうちにも、所属事務所が公表するとみられる。妻の池波志乃(69)さんとおしどり夫婦として知られていた。

 コワモテの演技派として活躍し、ドラマや映画で数多くの悪役キャラを演じた中尾さんだったが、晩年は歯に衣着せぬコメントで芸能界のご意見番として情報番組やバラエティー番組などに出演していた。最近は、その姿をテレビ番組で見かける機会が減っていた。

 千葉県木更津市出身の中尾さんは、地元の高校を卒業後、武蔵野美術大学へ入学。在学中に日活ニューフェイスの5期に合格し、大学を中退して俳優の道へと進んだ。

「中尾さんは、『本陣殺人事件』の金田一耕助役や『極道の妻たち』などの任侠映画で個性派俳優として活躍しました。コワモテ俳優としてのイメージがある一方で食通としても知られ、旅番組やバラエティー番組などで発する独特のコメントでタレントとしても人気でした。

 撮影でインドネシアを訪れた時に買った染め物を購入したのがきっかけで、2000年頃から首に巻き始めた“ねじねじストール”がトレードマークとなり、以来、仕事の時は常に“ねじねじ”姿でした」(芸能プロ関係者)

 しかし、2018年、中尾さんは大切にしていた“ねじねじ”200本を大量に処分。きっかけは、2006年に妻の池波さんがフィッシャー症候群という神経系の病を患ったことです。さらに中尾さんも2007年には、風邪が悪化して急性肺炎と横紋筋融解症を併発し、生死の境をさまよった。

関連キーワード

関連記事

トピックス

宮家は5つになる(左から彬子さま、信子さま=時事通信フォト)
三笠宮家「彬子さまが当主」で発生する巨額税金問題 「皇族費が3050万円に増額」「住居費に13億円計上」…“独立しなければ発生しなかった費用”をどう考えるか
週刊ポスト
畠山愛理と鈴木誠也(本人のinstagram/時事通信)
《愛妻・畠山愛理がピッタリと隣に》鈴木誠也がファミリーで訪れた“シカゴの牛角” 居合わせた客が驚いた「庶民派ディナー」の様子
NEWSポストセブン
米倉涼子(時事通信フォト)
「何か大変なことが起きているのでは…」米倉涼子、違約金の可能性を承知で自らアンバサダー就任のキャンセルを申し出か…関係者に広がる不安がる声
NEWSポストセブン
ドイツのニュルンベルクで開催されたナチ党大会でのヒトラー。1939年9月1日、ナチ・ドイツがポーランドに侵攻し、第二次世界大戦が勃発した(C)NHK
NHK『映像の世紀』が解き明かした第二次世界大戦の真実 高精細カラー化されたプロパガンダ映像に映る国民の本音、老いて弱りゆく独裁者の姿
週刊ポスト
大阪・関西万博を視察された天皇皇后両陛下(2025年10月6日、撮影/JMPA)
《2回目の万博で魅せた》皇后雅子さまの気品を感じさせるロイヤルブルーコーデ ホワイトと組み合わせて重厚感を軽減
群馬県前橋市の小川晶市長(共同通信社)
「ドデカいタケノコを満面の笑顔で抱えて」「両手に立派な赤ダイコン」前橋・小川晶市長の農産物への“並々ならぬ愛”《父親が農民運動のリーダー》
NEWSポストセブン
萩生田光一元政調会長が幹事長代行へ起用(時事通信フォト)
《SNSで非難轟々》“裏金議員”萩生田光一氏が党執行部入りの背景 永田町関係者が明かす“総裁選での暗闘”と「香水がとてもいい香り」の珍評価
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(共同通信)
《やる気スイッチ講師がわいせつ再逮捕》元同僚が証言、石田親一容疑者が10年前から見せていた“事件の兆候”「お気に入りの女子生徒と連絡先を交換」「担当は女子ばかり」
NEWSポストセブン
滋賀県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月7日、撮影/JMPA)
《再販後完売》佳子さま、ブラジルで着用された5万9400円ワンピをお召しに エレガントな絵柄に優しいカラーで”交流”にぴったりな一着
NEWSポストセブン
真美子さんと大谷が“即帰宅”した理由とは
《ベイビーを連れて観戦》「同僚も驚く即帰宅」真美子さんが奥様会の“お祝い写真”に映らなかった理由…大谷翔平が見計らう“愛娘お披露目のタイミング”
NEWSポストセブン
子宮体がんだったことを明かしたタレントの山瀬まみ
《山瀬まみが7ヶ月間のリハビリ生活》休養前に目撃した“スタッフに荷物を手伝われるホッソリ姿”…がん手術後に脳梗塞発症でICUに
NEWSポストセブン
京都を訪問された天皇皇后両陛下(2025年10月4日、撮影/JMPA)
《一枚で雰囲気がガラリ》「目を奪われる」皇后雅子さまの花柄スカーフが話題に 植物園にぴったりの装い
NEWSポストセブン