報われない結婚願望

若かりし頃の南野陽子(1992年撮影、時事通信)

若かりし頃の南野陽子(1992年撮影、時事通信)

 1984年のデビュー以来、トップアイドルとして走り続けていた南野は、若い頃から強い結婚願望を抱いていた。当時のアイドルとしては珍しく事務所からの「恋愛禁止ルール」の縛りもなく、『TOUCH』(小学館)のインタビューでは「23歳までには結婚したい」と発言しており、公の場でもことあるごとにそう語っていた。

「元東京ヤクルトスワローズの池山隆寛選手に古田敦也選手、田原俊彦さん、『TUBE』の前田亘輝さんとの熱愛報道がありましたが、いずれも短い交際期間で終わりました。前田さんの時は親にも顔合わせをしていて、結婚の約束まで取り付けていたので別れたショックが特に大きかったようです。そんな失意のドン底状態の彼女を慰めたのが『米米CLUB』の石井竜也さんで、彼女の傷を埋めるように自然と交際がスタートしました」(前出・芸能記者)

 南野と石井は1994年4月に真剣交際を発表。“結婚秒読みの大物カップル”とまで言われたが、愛が結実することはなかった。

「南野さんは彼との結婚を信じて、健気に彼を支えていたそうです。そんな矢先に、南野さんが石井さんのマンションを訪れた際に見知らぬ女性と鉢合わせて浮気が発覚。口論となり、その浮気がきっかけで別れてしまいました」(同前)

 その後しばらくは南野に男性の噂は立つことがなかったが、2007年にクリエイティブディレクター・箭内道彦氏との熱愛が報じられた。4年間もの長い交際を経たが、この時もゴールインとはならなかった。当時を知る2人の知人は語る。

「箭内さんと付き合っているとき、南野さんは『子どもがほしい』とよく言っていました。しかし、箭内さんとは家庭の将来像が違ったようで、関係がギクシャクし始めて徐々に2人の距離が離れていきました」

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