国内

自民党・小泉進次郎がポツリと漏らした「もうパンダは嫌だ」

 すっかり陰の薄くなった感のある自民党。数少ない“期待の星”である小泉進次郎氏をかつぎあげて、支持率回復を図ろうとしているが、その神通力にも早くも陰りが見える。自民党政調関係者はこう語る。

「参院選では、民主党の輿石東・参院議員会長を落とそうと山梨に張り付いて応援をしたが、最後に小沢さんが駆け付けると形勢逆転されてしまった。もともと四世議員で政治資金も事務所もオヤジさんから受け継いでいるだけだし、政界挑戦の箔付けに留学した経歴にも、中身を伴っていないという中傷がある。あまりにも早くから注目されてしまったので、本当に党を担う適齢期になった頃には、すっかりメッキが剥がれているかもしれない」

 現在の執行部は、進次郎氏を客寄せパンダとして使えるだけ使おうと考えている。異例の“幹事長室付”という立場に置き、そのメディア対応や講演・演説などのスケジュールは幹事長が決めることにされた。本人もこのままでは使い捨てされることがわかっているから、最近は不満たらたらなのだという。

「もうパンダは嫌だ。政策を勉強する時間もない」

 と周囲に漏らすことが多くなっている。

 もう一人、その進次郎氏とセットで売り出し中なのが丸川珠代・参院議員だが、こちらは先述の山本一太氏が組織した「参院少年探偵団」(一太氏の命名は「民主党追及作戦会議」)でシャドーキャビネット(影の内閣)ごっこに勤しんでいる。こちらもまだまだ党の新しいストリームを起こす力はない。

 自民党は、このまま川の流れに身を任せて散り散りになっていくだけなのか。民主党が大混乱に陥っている時に、国民には選択肢がないままなのか。

※週刊ポスト2010年9月24日号

関連記事

トピックス

(EPA=時事)
《2025の秋篠宮家・佳子さまは“ビジュ重視”》「クッキリ服」「寝顔騒動」…SNSの中心にいつづけた1年間 紀子さまが望む「彼女らしい生き方」とは
NEWSポストセブン
イギリス出身のお騒がせ女性インフルエンサーであるボニー・ブルー(AFP=時事)
《大胆オフショルの金髪美女が小瓶に唾液をたらり…》世界的お騒がせインフルエンサー(26)が来日する可能性は? ついに編み出した“遠隔ファンサ”の手法
NEWSポストセブン
初公判は9月9日に大阪地裁で開かれた
「全裸で浴槽の中にしゃがみ…」「拒否ったら鼻の骨を折ります」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が明かした“エグい暴行”「警察が『今しかないよ』と言ってくれて…」
NEWSポストセブン
指名手配中の八田與一容疑者(提供:大分県警)
《ひき逃げ手配犯・八田與一の母を直撃》「警察にはもう話したので…」“アクセルベタ踏み”で2人死傷から3年半、“女手ひとつで一生懸命育てた実母”が記者に語ったこと
NEWSポストセブン
初公判では、証拠取調べにおいて、弁護人はその大半の証拠の取調べに対し不同意としている
《交際相手の乳首と左薬指を切断》「切っても再生するから」「生活保護受けろ」コスプレイヤー・佐藤沙希被告の被害男性が語った“おぞましいほどの恐怖支配”と交際の実態
NEWSポストセブン
国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白(左/時事通信フォト)
「あなたは日テレに捨てられたんだよっ!」国分太一の素顔を知る『ガチンコ!』で共演の武道家・大和龍門氏が激白「今の状態で戻っても…」「スパッと見切りを」
NEWSポストセブン
2009年8月6日に世田谷区の自宅で亡くなった大原麗子
《私は絶対にやらない》大原麗子さんが孤独な最期を迎えたベッドルーム「女優だから信念を曲げたくない」金銭苦のなかで断り続けた“意外な仕事” 
NEWSポストセブン
ドラフト1位の大谷に次いでドラフト2位で入団した森本龍弥さん(時事通信)
「二次会には絶対来なかった」大谷翔平に次ぐドラフト2位だった森本龍弥さんが明かす野球人生と“大谷の素顔”…「グラウンドに誰もいなくなってから1人で黙々と練習」
NEWSポストセブン
小説「ロリータ」からの引用か(Aでメイン、民主党資料より)
《女性たちの胸元、足、腰に書き込まれた文字の不気味…》10代少女らが被害を受けた闇深い人身売買事件で写真公開 米・心理学者が分析する“嫌悪される理由”とは
NEWSポストセブン
国宝級イケメンとして女性ファンが多い八木(本人のInstagramより)
「国宝級イケメン」FANTASTICS・八木勇征(28)が“韓国系カリスマギャル”と破局していた 原因となった“価値感の違い”
NEWSポストセブン
今回公開された資料には若い女性と見られる人物がクリントン氏の肩に手を回している写真などが含まれていた
「君は年を取りすぎている」「マッサージの仕事名目で…」当時16歳の性的虐待の被害者女性が訴え “エプスタインファイル”公開で見える人身売買事件のリアル
NEWSポストセブン
タレントでプロレスラーの上原わかな
「この体型ってプロレス的にはプラスなのかな?」ウエスト58センチ、太もも59センチの上原わかながムチムチボディを肯定できるようになった理由【2023年リングデビュー】
NEWSポストセブン