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夏に太るのは交感神経が興奮したのも理由 冬眠前のクマ状態

 ”夏太りしてしまった”というモデルの梨花(37)がブログで紹介している、グレープフルーツを食べるダイエット法が話題を呼んでいる。梨花は約3キログラムやせたというが、日ごろ、美容に気をつけている芸能人ですら、今年の猛暑では体形に変化があったようだ。

 この夏は、食欲がなく冷たい飲み物やのどごしのいいそうめん、アイスクリームを食べるのがせいぜいだったという人も多いはず。それでもなぜか体重が増えている夏太り。

 美容プロデューサーの寺山いく子さんは、今年の夏は外に出る気力がなく、栄養の偏りと冷たいものの飲みすぎ食べすぎによって代謝が落ち、太ってしまったのではと指摘する。「夏の2か月ほどで太った分は、同じ2か月かけるのを目安に、年内に元に戻すようにしたいですね」

 買い物に出るときに4000~5000歩を目標に歩いたり、食後に軽い散歩をするのもおすすめ。1日に何度か、時間ができたときにスクワットをするなど、簡単にできる運動を取り入れるとよいという。また、西麻布クリニックの林哲弘院長はこう語る。

「夏場の暑さで交感神経が興奮してしまい、血糖値が上がって代謝が悪くなったり心拍数も上がります。そんな自律神経の不安定さに対して、体には自分の体を守ろうとする働きがあり、栄養を蓄えようとして太る。いわゆる、冬眠前のクマのようなものです」

 ある意味、夏太りは悪いことではない。むしろ、夏を元気に乗り切るために必要な体の措置なのかも。

※女性セブン2010年10月14日号

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