国内

自衛隊給料は最高120万7000円 階級上でも部下に負けることも

 いざとなれば自らの生命を危険に晒して、日本の防衛に当たる自衛隊員たち。しかし、我が国の防人たち23万人の日常を我々はあまりに知らないのではないか。組織内における出世やカネ、家庭生活における悩み。そしてそれらを乗り越えていくモチベーション……。国防を考える時、まず現実の自衛隊を直視したい。

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 かつては上下関係や規律の厳しさから敬遠されていた自衛隊も、最近では不況のせいか安定した就職先として人気だという。給料はこうなっている。
 
 自衛官の場合、階級×号俸(自衛官俸給表)によって、決められている。
 
 例えば、高卒で自衛官になった場合、まずは「2士」からスタート。月給は15万9500円(税込み、以下同)だ。
 
 これが防衛大出身(いわゆるキャリア)だと、小隊長ポストの「3尉」からスタートするので、1年目は月給23万6000円。とはいっても高卒叩き上げの「曹長」(3尉の2階級下、平均40代後半)の最高俸は43万4900円なので、階級が上でも、給料では部下に負けることもある。
 
 自衛官の階級トップである「大将」は、統合幕僚長、陸海空の各幕僚長などがこれに該当するが、彼らの俸給は、72万6000~120万7000円。これを高いと見るか、安いと感じるか。

※SAPIO2010年12月15日号

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