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中華街の美人すぎる甘栗売り 原発事故直後に河南省に帰る

かつて「美人すぎる甘栗売り」がいた売り場

 福島原発事故による風評被害で観光客がこぞって帰国した影響は、首都圏の至るところで見ることができる。近年アジア各国のオタクのおかげで活況を呈していた秋葉原の免税店もガラガラとなっている。

 一方、逃げ出したのは観光客ばかりではない。横浜中華街では、「シェフと従業員400人以上が中国に逃げちゃった……」と雑貨店店員の中国人青年が教えてくれた。シェフ不在のため名物メニューができなかったり、フカヒレの産地である気仙沼が壊滅的被害を受けたため、フカヒレスープの提供をストップした店も続出。

 中華街で思い出されるのが、本誌週刊ポストが報じた「美人すぎる甘栗売り」のテイティンちゃん(27)。どうしているかと売り場を訪ねてみたが、姿を確認することはできなかった。向かいの小籠包店の店主に聞いてみると「あの娘、原発事故直後に河南省に帰ったよ」とのこと。寂しいかぎりだ。

撮影■渡辺利博

※週刊ポスト2011年4月22日号

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