国際情報

中国格安航空の日本人CA募集「ワキ臭なし、水虫ダメ」の条件

 中国のLCC(格安航空会社)、春秋航空が日本市場開拓に向け、日本人CAを募集している。これまで同社は中国人CAによる運航を行なってきたが、日本人客から日本語アナウンスが聞き取りにくいと不満が上がっていた。

 世界中のほとんどの航空会社で身長や視力、語学力などについて一定の基準を設けている。が、同社ではさらに一歩踏み込んだ“細かすぎる応募資格”を定めている。同社HPに掲載された募集要項を一部抜粋してご紹介しよう。

〈肌の露出部には傷跡なし、ワキ臭なし、伝染病なしなど。どもることがなし、車や船に酔っ払わないこと。慢性疾患歴なし、精神疾患の家族歴なし、遺伝病歴なし、てんかん歴なし。著しいO型の足型又はX型の足型ではないこと。白癬(編集部注・水虫など)や湿疹や乾癬(皮膚角化疾患)と慢性蕁麻疹などのような治れない皮膚病がないこと。骨骼と関節の疾患又は奇形がないこと。〉

 身体や病気に関するストレートな文言が並ぶ。日本企業のHPだったら“炎上”必至の内容だ。

 春秋航空に問い合わせると、

「中国民用航空局の『客室乗務員身体検査標準』に準ずる規定をもとに募集をいたしました。日本人の方が、募集要項をご覧になると、かなり抵抗感はあると思いますが、中国の他の航空会社の募集内容もこの様な表現になっております」との回答が寄せられた。

※週刊ポスト2011年5月27日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

近年ゲッソリと痩せていた様子がパパラッチされていたジャスティン・ビーバー(Guerin Charles/ABACA/共同通信イメージズ)
《その服どこで買ったの?》衝撃チェンジ姿のジャスティン・ビーバー(31)が“眼球バキバキTシャツ”披露でファン困惑 裁判決着の前後で「ヒゲを剃る」発言も
NEWSポストセブン
2025年10月末、秋田県内のJR線路で寝ていた子グマ。この後、轢かれてペシャンコになってしまった(住民撮影)
《線路で子グマがスヤスヤ…数時間後にペシャンコに》県民が語る熊対策で自衛隊派遣の秋田の“実情”「『命がけでとったクリ』を売る女性も」
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
文化勲章受章者を招く茶会が皇居宮殿で開催 天皇皇后両陛下は王貞治氏と野球の話題で交流、愛子さまと佳子さまは野沢雅子氏に興味津々 
女性セブン
各地でクマの被害が相次いでいる(右は2023年に秋田県でクマに襲われた男性)
「夫は体の原型がわからなくなるまで食い荒らされていた」空腹のヒグマが喰った夫、赤ん坊、雇い人…「異常に膨らんだ熊の胃から発見された内容物」
NEWSポストセブン
雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
相次ぐクマ被害のために、映画ロケが中止に…(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
《BE:FIRST脱退の三山凌輝》出演予定のクマ被害テーマ「ネトフリ」作品、“現状”を鑑みて撮影延期か…復帰作が大ピンチに
NEWSポストセブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン