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復活した被災地の成人映画館 新聞広告掲載できない理由とは

 地震と津波で甚大な被害を受けた宮城県石巻市に明るい話題がある。県内唯一の成人映画館「石巻日活パールシネマ」が、6月20日に再開したのだ。

 7月初旬、映画館を訪れた60代の男性がいう。「再開は人づてに聞いてたけど、新聞に上映告知が載らないから心配で、確かめに来たんです。本当に再開していたから嬉しい」

 男性によると、「パールシネマ」の上映プログラムは、震災前まで地元紙の「石巻かほく」に月に3度のペースで広告されていたが、営業再開後にはそれが一度もなかったのだという。

「オーナーに聞くと、どうやら広告の掲載を拒否されてるらしいね」

「石巻かほく」の広告担当者に聞くと、恐縮しつつこう説明する。「タイトルの掲載は遠慮させていただいているんです。訃報やお悔やみの隣に並ぶのは、そぐわないと思いまして……」

 映画館のオーナーは清野太兵衛さん(84)。映写技師からもぎりまで一人でこなしている。広告の件を聞くと、寂しそうに語る。

「街がこんな状態だから仕方ないとは思っています。タイトルがちょっと刺激的だからねェ。上映作品? 現在は『美尻エクスタシー 白昼の穴快楽』ほか3本です」

※週刊ポスト2011年7月22・29日号

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