国内

就活で求められる学生の能力 「屁理屈でも突破力があるか」

【真夏の就活講座・2】作家・人材コンサルタントの常見陽平氏をお迎えしての就活講座、今日は2回目をお届けする。

*   *  *

昨日紹介した、某有名企業の面接で実際に出された質問です。

「全国47都道府県のうち、日本から除外するとすればどこの都道府県が良いか」

ひと晩、みなさんはどのように考えられましたか? もとよりこの質問に「正解」はありません(逆にあったら大変です)。ですが、いちばん多くていちばんダメな回答というのがあります。「沖縄」です。

日本の端で小さな島だから……と考えがちなんですが、沖縄を失うと豊かな領海も失います。残された46都道府県にとっても大きな損失なのです。

私の友人たちの「回答例」はこうでした。

大手出版社の若手編集者「東京都。独立しても食べて行けそうだからと、トリッキーな答えをしてみたいから」

元大手広告代理店勤務のプランナー「人口から考えて島根か鳥取。だが島根は竹島の領有問題があるから譲れない。ゆえに鳥取」

若手企業経営者「埼玉か内陸部の県。外に出るためには日本を通らないといけないので、税金を課して儲けることが出来る」

どうです、仕事と回答の個性が合っていると思いませんか?

この質問の意図は、「正解のない質問にどれだけ論理的に答えられるか、地頭の良さを見る」ことと、「屁理屈でも突破力があるか」ということです。仕事って答えのない質問ばかりだし、とくに営業になると「そこを何とかうちの商品を扱ってくださいよ」という突破力も必要になってきます。

この質問はその力を計るのにうってつけだと思います。念のため申し上げますが、これはただの思考の訓練なので、実際に名前が出た県で不愉快になられた方はお許しください。

明日の講義は「慶応に無条件降伏する早稲田の内部格差」です。


トピックス

10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
各地でクマの被害が相次いでいる(クマの画像はサンプルです/2023年秋田県でクマに襲われ負傷した男性)
ヒグマが自動車事故と同等の力で夫の皮膚や体内組織を損傷…60代夫婦が「熊の通り道」で直面した“衝撃の恐怖体験”《2000年代に発生したクマ被害》
NEWSポストセブン
対談を行った歌人の俵万智さんと動物言語学者の鈴木俊貴さん
歌人・俵万智さんと「鳥の言葉がわかる」鈴木俊貴さんが送る令和の子どもたちへメッセージ「体験を言葉で振り返る時間こそが人間のいとなみ」【特別対談】
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン
佳子さまの“ショッキングピンク”のドレスが話題に(時事通信フォト)
《5万円超の“蛍光ピンク服”》佳子さまがお召しになった“推しブランド”…過去にもロイヤルブルーの “イロチ”ドレス、ブラジル訪問では「カメリアワンピース」が話題に
NEWSポストセブン
「横浜アンパンマンこどもミュージアム」でパパ同士のケンカが拡散された(目撃者提供)
《フル動画入手》アンパンマンショー“パパ同士のケンカ”のきっかけは戦慄の頭突き…目撃者が語る 施設側は「今後もスタッフ一丸となって対応」
NEWSポストセブン
大谷翔平を支え続けた真美子さん
《大谷翔平よりもスゴイ?》真美子さんの完璧“MVP妻”伝説「奥様会へのお土産は1万5000円のケーキ」「パレードでスポンサー企業のペットボトル」…“夫婦でCM共演”への期待も
週刊ポスト
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
【本人が語った「大事な存在」】水上恒司(26)、初ロマンスは“マギー似”の年上女性 直撃に「別に隠すようなことではないと思うので」と堂々宣言
NEWSポストセブン
劉勁松・中国外務省アジア局長(時事通信フォト)
「普段はそういったことはしない人」中国外交官の“両手ポケットイン”動画が拡散、日本側に「頭下げ」疑惑…中国側の“パフォーマンス”との見方も
NEWSポストセブン