愛子さまの活動記録の掲載はなぜ遅れたのか(時事通信フォト)
12月1日に24歳の誕生日を迎えた愛子さま。今年は戦後80年の慰霊の旅や、初の海外公式訪問となるラオス訪問も実現し、活動の幅を大きく広げた1年になった。
その節目に合わせ、宮内庁ホームページではある“変化”が起きている。「天皇ご一家のご活動」ページに、新たに「愛子内親王殿下のご活動」の項目が設けられたのだ。
昨年の国体を訪れるなどした愛子さまの活動が写真とともに紹介されているが、実は一部では「なぜ愛子さまの活動記録の掲載がこんなに遅れたのか」との疑問の声が出ている。というのも、「秋篠宮家のご活動」のページには以前から「佳子内親王殿下のご活動」や「悠仁親王殿下のご活動」の項目があり、皇室を離れた眞子さんの項目も残されたままなのだ。
皇室記者は「掲載判断には当主の意向が反映されるとされます」と話す。
つまり、愛子さまなら天皇皇后に、佳子さまや悠仁さまなら秋篠宮夫妻に宮内庁が相談して進める形だとされるわけだ。
「紀子さまには、皇位継承者である悠仁さまの存在を国民に広く周知したいお気持ちがあったため、早めの掲載を良しとされたのではないかと見られています。
一方、天皇ご夫妻は愛子さまの掲載のタイミングを急がずに窺っていたように感じます。今回のラオス訪問で注目度や人気が高まり、このタイミングで掲載するのが国民に愛子さまの活動をより広く認知してもらうのにベストだと判断されたのでしょう。両家のご両親の考え方の違いがホームページにも表われているように思われます」(同前)
宮内庁に聞くと、「宮内庁では、皇室の方々のご活動の紹介等、ウェブサイトの内容の充実に努めております。『愛子内親王殿下のご活動』についても、引き続き、内容の充実に努めてまいります」(総務課報道室)と回答した。
皇室情報発信の新時代の到来となるか。
※週刊ポスト2025年12月19日号
