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「メガネ萌え」「武将萌え」はもう古い! これからは「メカ萌え」

男らしいメカに女子も萌え萌え?

巷では、魔法使いの男の子の大長編ムービーが完結編を迎えて話題になっておりますが、この夏男が観たい映画№1といえば、29日から全国公開されるトランスフォーマーの最終章『トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン』でしょう!

この『トランスフォーマー』シリーズ、実はかなり男性人気が高い作品。ためしに周囲の男性数人に本作について聞いてみたら、「今月“TF”(※通はTFと呼ぶ)公開なんだよね! 木場のIMAXで観るんだ!」「もうチケット取ってある! 初日に行くんだ!」「フィギュアも集めてるよ!」と大はしゃぎの人気ぶり。

ストーリーは、正義の戦士「オートボット」と、悪の軍団「ディセプティコン」というロボット型宇宙人たちが、地球とお互いの種の存続を巡って戦うというもの。このロボットたち、自分の身体を自動車やトラックなどに変形することができるので、日常はロボットの姿ではなく自動車姿でいることが多い。また、このロボットたちが変身するのが、イケてる車ばかり。作中は、シボレー・カマロ、ハマー、メルセデス、フェラーリなどの高級車がズラリと登場。車好きにはたまりません! さらには、今作はシリーズ初の3Dで撮影されていることもあり、変身シーン(車がロボットに変形するシーンは本当にヤバイ)、戦闘シーンともにかなり迫力満点。車に戦闘、変身、加えてチームモノ。「これでもか!」というほど男子が食いつく要素がぎっしり入ってるんだから、そりゃ、ハマります。

が、問題は女子。「変身とか興味ないしぃー。メカとかマジ勘弁!」という人も多いはず。ということで、ここでは女子目線の『トランスフォーマー』の見どころをお教えしたいと思います。

残念ながらこの映画には、ジョニー・デップやブラッド・ピットのような超イケメンは登場しません。登場するのは、つき合っている彼女(相当美女)に家賃を払ってもらっている冴えないヒモ男子(何故この人が美女とつき合えるのかは謎。ちなみに主人公)、ちょい悪オヤジ風の大富豪(いかにも『レオン』とか購読してそうな感じ)、超神経質でメカマニアな中年上司(マルコビッチがこんなところで怪演)など。

さて、出演男子にビジュアル面では期待できない一方、かなり心が動かされるのが、オートボットの面々!

主人公の男子たちが命を落としそうになったとき、主人公の親友であるオートボットのバンブルビーやら、オートボットたちのリーダー、オプティマス・プライムやらが助けにくるんですが、もう、その助け方のカッコよさったら……。身を挺して親友を守ろうとするバンブルビーの健気さ、「自由はすべての生き物が持つ権利だ」と言ってバサバサと敵をなぎ倒すオプティマスの高潔ぶり。それに助けられる主人公は、まるで王子様に助けられたお姫様状態。オートボット、強すぎる! そして、カッコ良すぎる……。

3Dで、迫力も満点。ぐいぐい迫ってくるオートボットたちの男気っぷりに、ほれ込みまくります。映画終盤には、あのごつごつしたロボット顔すら「カッコいい」と感じるほど……。映画終了後は、友達と「誰がタイプだった?」と盛り上がれることは必至。前作までのストーリーを全然知らなくても、十分楽しめてしまいます。これは、“メカ萌え”という新たなジャンルを確立したと言っても過言ではありません。

残念なのは、本作でシリーズ完結編だということ。マイケル・ベイ監督、ぜひとも“メカ萌え”女子向けのトランスフォーマーの続編、期待します!

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