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35才長女の結婚望む母「相手は30代で年収400万なら御の字」

 晩婚化が進むなか、子供不在で親同士だけが見合いする「代理見合い会」が、北は札幌から名古屋、大阪、南は福岡まで全国各地で行われているという――

 右手には娘の身上書、左手には席次表とチェックペン。神奈川県在住の主婦・Aさん(64)は、介護士として働く35才の長女の結婚相手を“ハンティング”しに来たという。

「娘は“話が面白い人がタイプ”だなんていってますけど、甘いというか現実的じゃないというか。そんな男性はモテるから、とっくに結婚しちゃってますよ」

 今夏、東京・新橋にある有名ホテルの宴会場で開かれた「代理見合いの会」。子供の写真やプロフィールを持ち寄って親同士が見合いをするこの会には、独身の子を持つ60代から80代までの親たち78人が参加した。Aさんが自嘲気味に続ける。

「残っているのは消極的な男性ばかりでしょう? “30代で年収400万円”なら御の字、目をつぶるしかないんですよ」

 そういって会場を歩き回るAさん。なんでも、娘本人は乗り気でなく、代理見合いに参加することはメールで伝えたが、返事は来ていないんだとか。

※女性セブン2011年9月15日号

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