国内

予約難易度高! ガリガリ君の工場見学で「梨味」を食べた

工場入り口ではガリガリ君がお出迎え

ガリガリ系アイスの代表格といえば赤城乳業のガリガリ君だが、実はガリガリ君を作っている工場は一般客でも見学ができるのだという。 アイスと工場をこよなく愛するライターのT村K氏が様々なトリビアとともにレポートする。

* * *
8月の終わり埼玉県に住む知人に「近所にガリガリ君の工場があって見学ができるんだけど行く?」と誘われ、赤城乳業本庄千本さくら『5S』工場(以下「ガリガリ君工場」)で、その超ハイテクぶり、超エンタテイメントぶりを体験した。

ただし、工場の製造工程については写真撮影不可のため、ピカピカの配管がうねる工場内の風景やガリガリ君の原料が入った巨大なタンク、ソフトクリームアイスを作るために3次元制御で精密に動作する製造機器、製造ラインを流れていくガリガリ君といった、工場好きにはたまらない風景は、掲載できず…。

工場の内外はガリガリ君だらけである。工場外壁には巨大なガリガリ君が描かれており、入り口では等身大? ガリガリ君がお出迎え。工場見学時には、ガリガリ君の口の中に入っていくという凝りようだ。さらには、ガリガリ君の棒に願い事を書いてお願いをすることができる「ガリガリ君神社」まで存在する。ここではおみくじも引くことができ、ガリガリ君の棒に運勢が書かれているのである。

最後には、お楽しみの試食。記者は、今年の夏「幻の梨味」と言われた梨味を美味しくいただいた。お土産として、ガリガリ君クリアファイル、ガリガリ君消しゴム、ガリガリ君ポストカードをもらえる。また、工場でしか販売されていない各種ガリガリ君グッズも購入可能だ。

【数字で見るガリガリ君と工場】
0円:工場見学の費用。無料で楽しめて、最後にはガリガリ君も食べられます。

5S:整理・整頓・清掃・清潔・躾の5つを徹底することで、品質管理・衛生管理・環境対策を徹底しています。できて間もないということもありますが、工場内外はどこも本当に清潔で綺麗な空間です。

63円:ガリガリ君1本の値段。1981年の発売開始当時は50円。それ以来30年経って10円の値上げ。

65分:今回、ガリガリ君工場の見学を手配してくれた知人が予約を取るために電話をかけ続けた時間。知人曰く、夏休みは全然予約が取れなかったとのこと。毎月1日に翌々月の申し込みを、電話でのみ受付ている。平日のみ1日2回それぞれ20名までということで、予約を取るのは超困難。

1000本:ガリガリ君工場の周囲に植えられている桜の木の数。埼玉県本庄市の桜の名所でもある。

10万本:135kgの氷の塊から作ることのできるガリガリ君の本数。数字が大きすぎて想像が難し過ぎる。

50万4千本:1つの機械・製造ラインで、1日に製造することのできるガリガリ君の本数。ラインを2つにすることで1日100万本のガリガリ君をつくることが可能。

1千万本:ガリガリ君工場の冷凍倉庫に保管できるガリガリ君の本数。

70億円:ガリガリ君工場の総工費。業界最新鋭の衛生管理手法、製造機器を導入した超ハイテク工場。2007年のガリガリ君品薄を受けて新設され2010年より稼動。

関連記事

トピックス

結婚へと大きく前進していることが明らかになった堂本光一
《堂本光一と結婚秒読み》女優・佐藤めぐみが芸能界「完全引退」は二宮和也のケースと酷似…ファンが察知していた“予兆”
NEWSポストセブン
売春防止法違反(管理売春)の疑いで逮捕された池袋のガールズバーに勤める田野和彩容疑者(21)
《GPS持たせ3か月で400人と売春強要》「店ナンバーワンのモテ店員だった」美人マネージャー・田野和彩容疑者と鬼畜店長・鈴木麻央耶容疑者の正体
NEWSポストセブン
日本サッカー協会の影山雅永元技術委員長が飛行機でわいせつな画像を見ていたとして現地で拘束された(共同通信)
「脚を広げた女性の画像など1621枚」機内で児童ポルノ閲覧で有罪判決…日本サッカー協会・影山雅永元技術委員長に現地で「日本人はやっぱロリコンか」の声
NEWSポストセブン
三笠宮家を継ぐことが決まった彬子さま(写真/共同通信社)
三笠宮家の新当主、彬子さまがエッセイで匂わせた母・信子さまとの“距離感” 公の場では顔も合わさず、言葉を交わす場面も目撃されていない母娘関係
週刊ポスト
阿部慎之助監督(左)が前田健太(時事通信フォト)の獲得に動いているとも
《阿部巨人の「大補強構想」》前田健太、柳裕也、則本昂大、辰己涼介、近本光司らの名前が浮上も、球団OBは「今はそんなブランド力はない」と嘆き節
週刊ポスト
松田烈被告
「テレビ通話をつなげて…」性的暴行を“実行役”に指示した松田烈被告(27)、元交際相手への卑劣すぎる一連の犯行内容「下水の点検を装って侵入」【初公判】
NEWSポストセブン
鮮やかなロイヤルブルーのワンピースで登場された佳子さま(写真/共同通信社)
佳子さま、国スポ閉会式での「クッキリ服」 皇室のドレスコードでは、どう位置づけられるのか? 皇室解説者は「ご自身がお考えになって選ばれたと思います」と分析
週刊ポスト
Aさんの左手に彫られたタトゥー。
《10歳女児の身体中に刺青が…》「14歳の女子中学生に彫られた」ある児童養護施設で起きた“子供同士のトラブル” 職員は気づかず2ヶ月放置か
NEWSポストセブン
知床半島でヒグマが大量出没(時事通信フォト)
《現地ルポ》知床半島でヒグマを駆除するレンジャーたちが見た「壮絶現場」 市街地各所に大量出没、1年に185頭を処分…「人間の世界がクマに制圧されかけている」
週刊ポスト
お騒がせインフルエンサーのボニー・ブルー(インスタグラムより)
「バスの車体が不自然に揺れ続ける」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサー(26)が乱倫バスツアーにかけた巨額の費用「価値は十分あった」
NEWSポストセブン
イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
《長引く捜査》「ネットドラマでさえ扱いに困る」“マトリガサ入れ報道”米倉涼子はこの先どうなる? 元東京地検公安部長が指摘する「宙ぶらりんがずっと続く可能性」
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン