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2011.11.18 16:00  週刊ポスト

臨界事故経験の東海村村長 東海原発止めたほうがいいと意見

ベストセラー『がんばらない』著者で、諏訪中央病院名誉院長の鎌田實氏は、支援のために震災被災地にずっと通い続けている。鎌田氏によれば、放出された放射性物質のデータを、東電も政府も少なめに発表する傾向があるという。以下、鎌田氏の解説である。

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見えない放射線は、分からないことが多い。福島第一原発の事故で放出された放射性セシウムは、原子力安全委員会の試算値で1万1千テラベクレル。しかし、ノルウェーなどの欧米の研究チームは、これよりも3倍の量が放出されたと推定している。

また海洋への放射線セシウムの放出量について、フランスの放射線防護原子力安全研究所は、東京電力が発表した値の30倍以上だったともいう。東電も政府も少なめに発表する傾向があるのか。

茨城県の東海村の村上達也村長は、東海原発は止めたほうがいいと言っている。凄い人だ。村上さんは、4期目の現職村長。JCOの臨界事故を経験している。

政府や専門家の対応に満足できなかったのであろう。「東海第二原発は、30キロメートル圏内に100万人規模の住民が暮らしている。この原発に万が一事故が起きると大変なことになる」という。

確かに村上村長の言う通りだ。原発を止めた後、廃炉にするための研究所を作っていけば、村の存在価値は失われないという。

※週刊ポスト2011年11月25日号

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