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土俵が大荒れのなか相撲協会理事選は「無投票」へ 最大派閥・出羽海一門で元横綱・元大関が多数いるなか「最後のひとり」が元小結の尾上親方に決まった理由

初場所初日を迎え、あいさつする日本相撲協会の八角理事長(2026年1月11日、時事通信フォト)

初場所初日を迎え、あいさつする日本相撲協会の八角理事長(2026年1月11日、時事通信フォト)

 中日の天覧相撲で2横綱2大関が敗れるなど大荒れの初場所だが、場所後に実施される2年に一度の日本相撲協会の役員候補選挙は対照的に無風。4期連続で無投票が確実の情勢だ。相撲担当記者が言う。

「相撲協会の理事は定員10人。出羽海、二所ノ関、高砂、時津風、伊勢ヶ濱という5つ一門の親方の数に比例した理事を事前に調整して無投票になることが多い」

 その事前調整が行なわれるのが、1年の締め括りとして11月に開催される九州場所の期間中だ。各一門会が開かれるのが恒例となっており、そこで候補者が絞り込まれる。話し合いがつかないと1月場所中に再度開かれることになる。前出・相撲担当記者が続ける。

「貴乃花が理事選に強行出馬した2010年の“貴の乱”の時は、前年の九州場所中に開かれた二所ノ関の一門会で元横綱・隆の里の鳴戸親方が出馬する調整がなされるはずだったところ、貴乃花がいきなり出馬を表明して物別れに終わっている」

 今回は昨年11月の時点で、3人の理事を輩出する二所ノ関一門が現職の佐渡ヶ嶽親方(元関脇・琴ノ若)、高田川親方(元関脇・安芸乃島)に加え、定年で勇退する芝田山親方(元横綱・大乃国)に代わり片男波親方(元関脇・玉春日)を立てることが決まった。2人の理事を出す時津風一門は現職の伊勢ノ海親方(元前頭・北勝鬨)に加え、定年で勇退する勝ノ浦親方(元前頭・起利錦)に代わって追手風親方(元前頭・大翔山)が選ばれた。1人ずつの理事を出す高砂一門と伊勢ヶ濱一門は現職の八角親方(元横綱・北勝海)、浅香山親方(元大関・魁皇)を擁立することで決まっていた。

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