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阪神・金本知憲 大学時代に168cmの先輩から殴られていた

 まもなくプロ野球が開幕するが、野球ファンにとってオフシーズンの楽しみがBS・CS放送「J SPORTS」がオンエアする『ガンバレ日本プロ野球!?』だ。普段は見られないような選手の素顔、そして本音を聞けるとあって、プロ野球ファンの間でも人気が高い。

 メインMCを務める金村義明氏(元近鉄、中日、西武)と大塚光二氏(元西武)が爆笑トークを展開。11年続く番組だが、話題となった回が2005年にオンエアされた金本知憲(阪神)と、金本の東北福祉大野球部のチームメート・松本俊彦さん(ニカウさん・ソムリエ)、石田稔之さん(会社員)が登場した回だ(年次はニカウ・石田・金本の順)。番組で過去2度にわたって語られた伝説の「ニカウの金本殴打事件」とは――。その時の様子を振り返ろう。

ニカウ:きっかけはテレビのチャンネル争い。大学の寮ではテレビ禁止で、一部の部屋にしかなかった。で、そこでカネモっちゃんが見てたんです。

金本:ボクがテレビ見てたら、「おい、どけェ~」っていってきたんです。「ボクが見てるんですよ」っていったら、突然「このボケェ!」って殴られた。

ニカウ:でもね、殴った後に、「強そうやな、エライ奴殴ってしもうたな」とちょっと後悔して(笑い)。

金本:出て行けっていわれたんで、ビックリして、一応先輩やから部屋を出たんです。でも後々腹立ってきたから、石田の部屋に行って、「ニカウに殴られた。(殺りに)行くぞ、今から」って。

石田:カネモっちゃん、あのときホンマに怒ってましたよ。だから「頼むからやめて。オレの顔立てて」って説得したんです。そうしたらその後ニカウさんが来た。

ニカウ:半泣きで目がギョロギョロして「俺カネモっちゃん殴ってもうた、どないしよう!」「オレはどうなんねん、オレは地上から消えるのか」って(一同大爆笑)。石田は子供をあやすように、包み込むように、「大丈夫よ。隠れたら大丈夫よ」っていってくれました。

大塚:ニカウはあのとき死んでたはずってことやな。

ニカウ:もし来たらさ、「来いや!」いいますよ。「どっちかが滅ぶんだからさ! オレとは限らんよ!」って(カメラ目線のニカウ。一同大爆笑)。

金村:お前どんだけ慣れてんねん、なんでカメラ目線やねん(爆笑)。

ニカウ:で、その日からしばらく経ってから、カネモっちゃんが、ボクの洗濯係になったんですよ。で、一回ちょっと酒飲んだ晩の次の日に、ボク、スラパン(スライディングパンツ)にスジウンコが出たんよ。

金本:アハハハ!(爆笑)

ニカウ:バレるかなぁ~と思ったけど、まァええか、と思って洗濯に出して。何もいわれなかったから「ああ、バレてなかった」と思って安心してたんやけど、その後笑ってんの見て、「やっぱり(スジウンコ)知ってたんや~」って(笑い)。でも大学の時、金本を殴ったのはボクだけって自慢なんですよ。

金本:またすごいオーバーにいうんですよ。片手で~ってね?

ニカウ:そう、カネモっちゃんをこう、「ネックハンギングツリー」やね。持ち上げて、赤紫色になった顔をガーンいってね。(金本は)足パタパタなってて。自分の意思とは無関係に体が浮いたからね。

金村:(笑い泣きしながら)でも体格的におかしいやん!(ニカウ=168cm、金本=180cm)

ニカウ:着縮みするんです(笑い)。あの時、もうちょっと締めてたら今の金本ないで!(一同大爆笑)

※週刊ポスト2012年3月23日号

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