国内

木嶋佳苗 麻原みたいな教祖になってた可能性を女性作家指摘

 コンカツ詐欺で三人の男性を殺害したとして、一審で死刑判決が出た木嶋佳苗被告(37歳)。「毒婦。」(朝日新聞出版)の著者で、女性用アダルトグッズショップ「ラブピースクラブ」代表の北原みのりさんが語る「私と佳苗」の最終回をお届けする。(聞き手=ノンフィクション・ライター神田憲行)

 * * *

−−一審の死刑判決はどう思われますか。

北原:逮捕のきっかけとなった3人目の被害者の大出嘉之さん(当時41歳)の件は認定されるだろうとは思っていましたが、3人とも殺人が認定されたのは意外でした。とくに最初の寺田隆夫さん(同53歳)はなにも証拠がないんですから。

−−裁判員の雰囲気は?

北原:ほとんど質問しなかったのが意外でした。素人だからこそ質問できることもあると思うんですが……。検察が作ったストーリーが疑問もなく受け取られている印象があったし、50代の男性が嫌悪感むき出しで佳苗をずっと見ていたのも印象的でした。

−−でも佳苗被告はすぐ控訴しました。

北原:死刑判決が出て拘置所に戻ったあと、すぐ自分ひとりで手続きしたそうです。弁護士にも相談せずするのはかなり異例のことらしい。弁護団は5人いたんですが、本人尋問で「(セックスのとき)男性はなんといいましたか」「はい、気持ちいい、と言いました」とか、なんのための質問か私にはわからない(笑)。

−−控訴審でも、裁判を傍聴されるんですか。

北原:行くつもりはないです。私は、これ以上、佳苗を追いかけても何も出てこないと思っています。でも、佳苗被告が判決のあと朝日新聞で公表した「手記」を読んで、佳苗被告から私に凄い感情を向けられている気がしました。ああ、私は佳苗被告に関わっちゃったんだな、という思いはある。今は、少し距離をおきたい。そのくらい、100日間、深く関わった感じです。

 彼女は興味深いキャラクターで、時代が時代なら彼女は教祖になっていたかもしれない。和歌山カレー事件の林眞須美死刑囚と似ている、という人は少なくないのですが、私には饒舌な麻原彰晃に見えます。

 でも嫌な予感がするんです。彼女がなにかの恩赦で自由の身になって、「こんにちは、北原さん」とかいって私の店に来るような(笑)。来てもいいけど、練炭は置いていかないでね(笑)。

関連キーワード

関連記事

トピックス

女優・高橋メアリージュン(38)
《服の上からわかる“バキバキ”ボディ》高橋メアリージュン、磨き抜かれた肉体でハリウッド進出…ダークファイター映画『グラスドラゴン』でワイルドな“圧”で存在感示す
NEWSポストセブン
相撲観戦のため、国技館へ訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま
《愛子さま、6年ぶり4回目の相撲観戦》天皇皇后両陛下、上皇上皇后両陛下、昭和天皇…天覧相撲のご様子をプレイバック
女性セブン
お騒がせインフルエンサーのリリー・フィリップス(Instagramより)
《目がギンギンだけどグッタリ》英・金髪インフルエンサー(24)が「これが“事後”よ」と“ビフォーアフター”動画を公開 地元メディアは「頼んでもない内部暴露」と批判
NEWSポストセブン
韓国の大手乳業会社「南陽乳業」創業者の孫娘であるファン・ハナ(Instagramより。現在は削除済み)
「知人にクスリを注射」「事件を起こしたら母親が裏で処理してくれる」カンボジアに逃亡した韓国“財閥一族の孫娘”が逮捕…ささやかれる“犯罪組織との関係”【高級マンションに潜伏】
NEWSポストセブン
岩屋氏は時事問題について赤裸々に語ってくれた
「中韓は永遠の隣人」「嫌中・嫌韓で日本外交は成り立つのか」“売国奴”炎上する岩屋毅前外相が語るSNS、アンチにも「対話するなら何度でも“レス返し”」
NEWSポストセブン
社員らによる不正な金銭受領について記者会見するプルデンシャル生命の間原寛社長(時事通信フォト)
《顧客から31億円不正》「一攫千金狙って社員が集まっている。トップ層は年収3億円超も…」超実力主義のプルデンシャル生命元社員が明かす不正の萌芽
NEWSポストセブン
公用車が起こした死亡事故の後部座席に高市早苗氏の側近官僚が乗っていた可能性(時事通信/共同通信)
《高市早苗氏ショック》「大物官僚2名」がグシャグシャの公用車の中に…運転手が信号無視で死亡事故起こす、内閣府は「担当者が出払っている」
NEWSポストセブン
デビット・ベッカムと妻のヴィクトリア(時事通信フォト)
〈泥沼ベッカム家の絶縁騒動〉「私は嫌というほど知っている」デビット・ベッカムの“疑惑の不倫相手”が参戦、妻ヴィクトリアは“騒動スルー”でスパイス・ガールズを祝福
NEWSポストセブン
山上徹也被告が鈴木エイト氏に明かした肉声とは
【独自】「文書が先に出ていたら…」山上徹也被告が“判決直前”、鈴木エイト氏に語っていた「統一教会文書」と「高市側近」への思い
NEWSポストセブン
元旦にIZAMとの離婚を発表した吉岡美穂(時事通信フォト)
《やっぱり女性としてみてもらいたい…》吉岡美穂とIZAM、SNSから消えていた指輪と夫の写真「髪をバッサリ切ってボブヘアに」見受けられていた離婚の兆候
NEWSポストセブン
稀代のコメディアン・志村けん
《志村けんさんの3億円豪邸跡地》閑静な住宅街に「カン、カン」と音が…急ピッチで工事進める建設会社は“約9000万円で売り出し中”
NEWSポストセブン
《億り人・古賀真人氏が解説》金利上昇局面で投資家が注視しておくべきリスク 成長株や高PER株ほど影響を受けやすい理由とは
《億り人・古賀真人氏が解説》金利上昇局面で投資家が注視しておくべきリスク 成長株や高PER株ほど影響を受けやすい理由とは
マネーポストWEB