山上徹也被告が鈴木エイト氏に明かした肉声とは
22年7月に起きた安倍晋三・元首相銃撃事件で、殺人などの罪に問われていた山上徹也・被告(45)。1月21日に奈良地裁から無期懲役を言い渡されたが、判決の直前、問題を追い続けてきた鈴木エイト氏の接見に初めて応じ、「統一教会問題」への思いを口にしていた。
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メディアの取材に対し沈黙を貫いていた山上被告。大阪拘置所で勾留されている彼が、アプローチを続けてきたエイト氏の接見申し込みに初めて応じたのは、1月14日のことだった。
エイト氏からの問いかけに山上被告は穏やかな表情で応じたという。その1週間後に、奈良地裁から無期懲役判決を受けることになる。
22年7月に山上被告が安倍元首相を銃撃してから約3年半。昨年10月から開かれていた公判で、弁護側は被告人の“旧統一教会(現・世界平和統一家庭連合)2世”としての苦悩や、政治と教団の関係性が犯行に及ぼした影響を主張していた。一方、裁判長は1月21日の判決言い渡しで生い立ちの影響は限定的だとし、こう断じた。
「論理的に飛躍がある。卑劣で悪質な犯行だ」
判決を聞いた山上被告はうつむいていた顔を上げ、どこか悄然とした様子でじっと前を見据えていた。
