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1年前に貰った冷凍牛タン食べた男 「おいしかった」と感想

 夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、アミューズメント会社勤務のご主人(35歳)からの相談。奥様(38歳)は何事にも無頓着な性格のようです。

 * * *
 今朝、デパートに買い物に行くという妻が、「アナタ、靴墨を貸してね」。自分の靴でも磨くのかと思ったら、鏡の前へ持っていき、「最近、白髪が生えてきちゃって。ヘア染めを使うほどの量じゃないし、これでいいわ」と、白髪の部分に、靴墨を指でつまんでペタッ!

 そんな妻の主張は「私の辞書に賞味期限はないの」。小学校の息子もいるので、「期限を過ぎた物はなるべく捨てたら?」というんですが、「私の鼻は警察犬以上なの。ニオイを嗅げば、大丈夫かどうか、すぐにわかるんだから」。

 そうかなあ、僕がソファですかしっ屁をしても、横に座ってる妻は全然気付かないし、この前も、1年前にもらった仙台土産の牛タンが冷凍庫から出てきて、「さすがにそれは捨てるだろう」と思って帰宅したら、「アナタ、今夜はごちそうよ!」。出てきたのはその牛タン!

「私と息子は他の物を食べたから、アナタ、全部食べていいからね」って、食べたけど、おいしかったのが悔しいです!

※週刊ポスト2012年6月22日号

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