2025年に成年式を終えられた悠仁さま(2025年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
茨城県つくば市の筑波大学に在籍する秋篠宮家の長男、悠仁さま。大学近辺にある広さ30平方メートル前後の“庶民的マンション”で一人暮らしを送っているという。
一方で、1月は皇族としても積極的に新年行事に参加。成年式を迎えてからは公務への期待が高まっているだけに、今後は「全出席」の意向ではないかと報じられている。そんな中、ネット上では「公務で都内との往復が増えれば警備費はどうなるのか」といった疑問の声も聞こえてくる。
皇族の警備は、警察庁直属の附属機関である「皇宮警察」が専門に担当。令和5年、令和6年の皇宮警察予算額は約87億円と公開されているが、皇室や日本史に関する著書の多い歴史エッセイストの堀江宏樹氏によれば、この額がすべて“警備”のための予算と捉えるのは実態とズレがあるという。
「皇宮警察は、皇居や赤坂御用地、京都御所などの広大な拠点を24時間体制で守る独立した組織です。この予算には、約900名の皇宮護衛官の人件費に加え、各所に配備された消防車(警防車)の維持費や、儀式を支える馬の管理費など、皇室の伝統と施設を維持するための『インフラ経費』のすべてが含まれているのです。
皇族の身辺を護衛する『側衛』は、この予算内で雇用されている国家公務員になります。なお、具体的に皇族方一人あたりいくら警備費がかかったということは、数字の大小で警備の手厚さが伝わりテロを誘発しかねないため、表には出されていません」
もっとも、皇族の警備は皇宮警察だけで完結しているわけではない。地方への移動や滞在時の警備、交通整理や周辺警戒などは、管轄する都道府県警察が担当する体制が取られている。悠仁さまについても、日常の警備は皇宮警察と茨城県警が役割を分担しながら行っているとされる。
