芸能

渡辺麻友、初音ミクらツインテールが人気の理由を評論家解説

ツインテールで注目のきゃりーぱみゅぱみゅとAKB48渡辺麻友

 いま“ツインテール”が注目を集めている。芸能界でもAKB48の渡辺麻友(18才)、きゃりーぱみゅぱみゅ(19)など、ツインテールがトレードマークのタレントが急増中。ローラ(22才)は最近、ブログにツインテールにした写真をアップしたところネット上で絶賛の声があがった。バーチャルの世界では初音ミクなども有名だが、人気を集める理由はどこにあるのだろうか?

 ツインテールといえば長い髪を頭の上の両サイドでまとめ、肩ぐらいの長さまで垂らした髪形。“美少女キャラ”の髪形というイメージがあるが、アイドル評論家の北川昌弘氏は「ツインテールは、初音ミク効果でファッショナブルな髪形というイメージとなりました。そしていまは、キャラを立たせるツールになっています」といって、こう続ける。

「例えば、“ももち”の愛称で人気のBerryz工房の嗣永桃子さんは、自分のかわいさをアピールするキャラで注目度がアップしていますが、彼女は完全にツインテールによってそのキャラが強調されていますよね。若さやかわいさを出すのに向いている髪形であるのは間違いないですね。“大人はやらない、やっても似合わない髪形”という前提があるので、いい換えると“大人ではないですよ”というアピールにつながるんです。嗣永さんとかきゃりーぱみゅぱみゅさんのように、ツインテールを自分のキャラの“武器”としてやっている人が増えてきていると感じますね」

 同じように髪を頭の上で結ぶ髪形にはポニーテールがあるが、このふたつの髪形には与える印象に明確な違いがあるという。

「ポニーテールもツインテールも基本的には髪をすべて束ねますから、顔の輪郭もはっきり出るし、ある意味ごまかしがきかない髪形という点ではいっしょ。でも、ポニーテールは色っぽい印象を与えるので大人でも似合うのに対して、ツインテールは幼さを感じさせるので誰でもできる髪形ではなく、年齢が上がってくるとなかなか難しいですね。また、最近は、渡辺麻友さんのように前髪の両脇を長くした進化型のツインテールも出てきています。こうすることで、顔の輪郭をシャープにする効果がある。これまでにない新しいパターンといえますね」(北川さん)

 今年の2月には、ツインテールの普及を呼びかける目的で『ツインテール協会』なる団体も発足。2月2日を『ツインテールの日』として同日、ツインテールの女の子の画像を載せたサイトをオープンすると、10日間で20万ものアクセスが殺到するなど一躍、注目を集めた。きゃりーぱみゅぱみゅもツイッターで「今日はツインテールの日なんだね! 私の日!」とつぶやいたほどだった。

「ツインテールは、二次元の世界ではセーラームーンから始まって初音ミクにつながっていくなど、ひとつのカルチャーでもあると思うんです。また、髪をしばる位置を頭の上に近づけるほどコスプレっぽい髪形になるので、変身願望がある女の子がやると非常にマッチします。ぜひ一般の人にもやってほしいですね」(ツインテール協会の担当者)

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン