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肥満で中性脂肪高い人は減量すべし 5~10%減量で20%低下

 白澤卓二氏は1958年生まれ。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。アンチエイジングの第一人者として著書やテレビ出演も多い白澤氏が、中性脂肪値の改善方法について解説する。

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 年に一度の健康診断で、コレステロールは正常値なのに中性脂肪が異常値でチェックを受けている中高年男性も多いと思う。コレステロール値が低くても、中性脂肪が単独で高いだけで心筋梗塞のリスクになることが最近明らかとなり、中性脂肪はメタボリック症候群の診断基準の1つに取り入れられた。

 コレステロール値は生活習慣を改善してもなかなか下がらないのに対して、中性脂肪値は生活習慣の改善により値を下げることができる。

 先頃、米国心臓協会が「中性脂肪と心臓病に関する報告」をまとめたが、その声明のなかでも「生活習慣の改善の重要性と有効性」が強調されている。

 報告書をまとめた米国心臓協会理事で米国ボルチモア市メリーランド大学のマイケル・ミラー教授によると、体重を5~10%減量するだけで中性脂肪の値を20%下げることができるので、まず肥満傾向で中性脂肪の高い人は減量が大切であることを強調している。

 次に食事での砂糖と果糖、肉やチーズ、バターなどに多く含まれる飽和脂肪酸を減らして、ナッツ類やオリーブ油などに多い不飽和脂肪酸を増やすことにより中性脂肪の値をさらに10~20%下げることが可能であると考察。オメガ-3脂肪酸の摂取と定期的な有酸素運動を組み合わせるなどして、最終的にはライフスタイルの改善で、中性脂肪の値を50%以上も下げることが可能であるとしている。

※週刊ポスト2012年8月10日号

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