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元CA ファーストクラスの客は自分から目を合わせ笑顔で挨拶

 さまざまな性格の人を数多く見てきたプロからすると、「お金が貯まらない人」には共通の行動と性格があるという。

「コミュニケーションが取りにくい人には、情報や人脈が集まりません。それに対して、本物のお金持ちはオープンで話しかけやすく、声が聞き取りやすい人がほとんど」

 こう話すのは17年間の日系・外資系国際線キャビンアテンダント(CA)の経験をもつ人材育成コンサルタントの美月あきこさん。

 割引を使えば往復10万円で済むところを、200万円以上もかかるのがファーストクラス。そこは、金融資産1億円以上の保有者や有名人など、お金を貯めた人の集まる別世界だ。

 国際線のキャビンアテンダントとして、延べ250万人以上に会い、なかでもファーストクラスでの乗務経験が豊富な美月さんは、

「本物のお金持ちで、とくに自分で事業を始められて成功なさったかたは、フレンドリーな性格のかたが多いんです。例えば、日本人はシャイなので、ご挨拶してもさっと目をそらすかたが多いのですが、ファーストクラス搭乗者は、自分から目を合わせて笑顔で挨拶し、それだけでその場の雰囲気を作ってしまいます」

 飛行機内は気圧が高いため、地上よりも興奮しやすい状態になるという。

「機内ではある意味、本性がバレてしまうんです(笑い)。そんな緊張状態でも、私たちCAや周りのお客さまに対して謙虚なのが、本物のお金持ち。水がほしいときでも、『手があいたときでいいから』と、気遣ってくださいます。会話中も、『あなたはどう?』と、対等に接して、真剣に話を聞いてくださる。そういうかたには、何をおいてもサービスしたくなりますよね。お金持ちの魅力はお金そのものではなく、そのかたの人柄なんですね」(美月さん・以下同)

※女性セブン2012年8月23・30日号

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