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杉村太蔵「自分が死んだら、妻に素敵な男性現れること望む」

 薄口政治評論家といわれる杉村太蔵前衆議院議員(33才)が、女性セブンの「家族事故調査委員会」委員長に就任。読者の悩みに答える。

【相談】
 結婚する男性(45才)が、3年前に奥さんと死別し、現在7才になる男の子をひとりで育ててきました。そのせいかふたりの間には普通の親子以上の絆があるようです。幸い彼の息子は私になついてくれていますが、周囲からは“いつか反発する日が来るよ”“本当のお母さんと比べられて苦労するよ”と言われます。本当にこれから苦労するのでしょうか。(39才・会社員)

【杉村太蔵の回答】
 まずは結婚おめでとうございます。何かの縁があって一緒になる相手が見つかったのだから、よかったじゃないですか。素直にそれは喜びましょう。

 ただ、あなたが不安に思う気持ちも理解できます。結婚する相手の前の奥さんは離婚ではなく死別です。亡くなったパートナーのことを忘れるのは難しいでしょう。

 無責任なことは言えませんが、あなたがしっかりと愛情を注いで育てる、これに尽きると思います。

 思春期になったら反発することもあるでしょう。本当のお母さんと比べられて、悲しむこともあるかもしれない。でもそれをあなたの大きな愛情で受け止めてあげてほしいと思います。

 もしも私が死んで、妻と子供たちが残された場合、私は妻のためにも素敵な男性が現れてくれることを望みます。そしてその人が妻や私の子供たちをかわいがってくれればあの世から感謝するでしょう。

 実の子と同じ愛情を注げばきっと難しい年頃になってもお子さんは理解してくれるはずです。いや、むしろ反発するというのは心を許している証拠かもしれません。人は甘えられる相手に反発してしまうものですからね。

 覚悟を決めて結婚を決めたのだから、大丈夫だと思いますが、今後、あなたに子供ができても彼の息子さんには惜しみない愛情を注いであげましょう。そして死別した前妻の命日に一緒に悼んだり、誕生日を祝ったりして、その子の気持ちに寄り添ってあげましょう。きっとそこから本当の親子関係が始まると思いますよ。

※女性セブン2012年9月13日号

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