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川越シェフのイタリアンがフレンチ変更で 「裏切られた」の声

 2006年にオープンした川越達也シェフ(40才)がオーナーを務める『TATSUYA KAWAGOE』。

 彼の店は「予約のとれないイタリアン」として、2か月先まで埋まっているという予約を求めて、今でも日本中からの電話が鳴り続けているという。しかし最近、同店では、「なぜ?」と客たちがざわめきたつ事態が起きていた。

 今年7月から、「ランチでもディナーでもいいから」と、キャンセル待ちをしていたという都内在住の会社員A子さん(42才)もその1人。9月上旬になってようやくランチをすることができた。ところが…。

「楽しみにしていたパスタはなく、メインが“豚のロティ”。赤ワインを使った濃厚なソースがかかっていたんです。でも、“ロティ”って、フランス料理の調理法なんですよね…」

 A子さんも連れの友人も不思議に思ったものの、「これが“ジャンルにとらわれない”ってことかしら?」と首をかしげながらランチを終えた。そして最後に近くのスタッフに声をかけ、前菜のサラダに使われていた「パッションフルーツのソースが美味しかった」と伝えると、「しょうゆと合わせてありまして。最近、フレンチは本場でも、ソースにしょうゆを使っているそうです」と自信満々に説明、その場を立ち去ったという。

「え? フレンチ?」

「この店、イタリアンでしょう?」

 A子さんと友人はびっくりして口ぐちにささやき合った。

 それに気づいてあわててやってきたのが支配人。そして、「この6月から1年間限定でフレンチをやっているんです」とA子さんたちに説明したというのだ。

 昨年10月放送の『行列のできる法律相談所SP』(日本テレビ系)の中で、自分に代わる新しいシェフを募集していた川越シェフ。その条件は29才以下で、ジャンルはフレンチだった。

「一応6月から、『TATSUYA KAWAGOE』のジャンルがフレンチになることは、雑誌で発表したこともあったみたいです。たしかにその雑誌を見逃した私たちが悪いのかもしれませんが、ホームページは3か月経った今もイタリアンのまま。私たちにしてみれば、知らぬ間にフレンチになっていたわけですから、裏切られた気分です。せめて予約を入れたときに言ってくれれば…」(前出・A子さん)

※女性セブン2012年10月4日号

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