スポーツ

阪神事情通が野手より監督補強を提案 「適任者は落合博満」

 2年連続のBクラスに終わった阪神が、早くも来季の戦力整備に動き出した。中でも、派手に触手を伸ばしていると報じられているのが、ツインズを自由契約となった西岡剛(28)とヤンキース3Aスクラントンを解雇された福留孝介(35)。

 果たして補強は成功するのか。経済評論家の江坂彰氏は手厳しい指摘をする。

「金本知憲、城島の引退で余ったカネをメジャー帰りの選手につぎ込むというのはフロントに危機感のない証拠。スカウト力がないために生え抜き選手にいい人材が揃っていない。まずはスカウトが広島を見習ってほしいものです」

『プロ野球の危機と阪神タイガース』の著書もある一橋大学大学院教授の橘川武郎氏はこう提言する。

「野手の補強より、監督の補強が先決です。今季の敗因は、ナゴヤドームでわずか2勝(9敗1分)しかできなかったことに尽きます。次期監督の最適任者は落合博満氏でしょう」

 思えば、これまで日本球界に復帰して活躍した出戻り組で、期待以上の活躍をしたのは阪神からメジャーに行った新庄剛志くらいのもの。扱いにくい“元大物”より、大幅に若虎に切り替えたほうが未来は明るいのでは?

※週刊ポスト2012年10月26日号

関連記事

トピックス

身長145cmと小柄ながら圧倒的な存在感を放つ岸みゆ
【身長145cmのグラビアスター】#ババババンビ・岸みゆ「白黒プレゼントページでデビュー」から「ファースト写真集重版」までの成功物語
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン
『徹子の部屋』に月そ出演した藤井風(右・Xより)
《急接近》黒柳徹子が歌手・藤井風を招待した“行きつけ高級イタリアン”「40年交際したフランス人ピアニストとの共通点」
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
《長野立てこもり4人殺害事件初公判》「部屋に盗聴器が仕掛けられ、いつでも悪口が聞こえてくる……」被告が語っていた事件前の“妄想”と父親の“悔恨”
NEWSポストセブン
世界的アスリートを狙った強盗事件が相次いでいる(時事通信フォト)
《イチロー氏も自宅侵入被害、弓子夫人が危機一髪》妻の真美子さんを強盗から守りたい…「自宅で撮った写真」に見える大谷翔平の“徹底的な”SNS危機管理と自宅警備体制
NEWSポストセブン
鳥取県を訪問された佳子さま(2025年9月13日、撮影/JMPA)
佳子さま、鳥取県ご訪問でピンクコーデをご披露 2000円の「七宝焼イヤリング」からうかがえる“お気持ち”
NEWSポストセブン
長崎県へ訪問された天皇ご一家(2025年9月12日、撮影/JMPA)
《長崎ご訪問》雅子さまと愛子さまの“母娘リンクコーデ” パイピングジャケットやペールブルーのセットアップに共通点もおふたりが見せた着こなしの“違い”
NEWSポストセブン
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
人気YouTube『有隣堂しか知らない世界』を手がける動画クリエイターが語る「企業チャンネル」が目指す場所 「ファンが増えただけでは成功とはいえない」
人気YouTube『有隣堂しか知らない世界』を手がける動画クリエイターが語る「企業チャンネル」が目指す場所 「ファンが増えただけでは成功とはいえない」
マネーポストWEB