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大津いじめ第三者調査委員 近年の不登校の傾向と対策を解説

 近年不登校が増えているというが、以前と比べてその傾向に変化はあるのだろうか。京都教育大学教育支援センター教授・大津市いじめ問題第三者調査委員会委員の桶谷守さんは、「学校以外にも選択肢があっていい」と語る。

――近年の不登校の傾向は?

「かつては子供たちが親や周囲の期待に応えようと、一生懸命に頑張って息切れしてしまう“息切れ型”が多かった。最近は人とうまく関われないとか、関わろうとしても弾き飛ばされてしまうといった、人と人との関わりのなかで生まれてくる不登校が多くなっている。発達に課題のある子供たちの不登校も増えています。先生が見ていて“この子はこだわりが強いな。落ちつきがないな”というケースです」

――不登校は増え続けている?

「件数としては2001年をピークに少しは減っているが、高止まりの状態。子供の数は減ってきているので、割合は増え続けています」

――もし子供が不登校になったら、親はどう対処すべき?

「まず子供がどの段階にいるのかを見極めることが大切です。行かないのか、行けないのか、行きたいけど行けないのか。例えば、学校でいじめられていて、自分のプライドが潰されていく。そういう子供たちは学校を休むことで、自分の心と体を守ろうとしているんです。

 元・文化庁長官の河合隼雄先生は不登校とは“繭ごもり”であり、自分が自立できるだけの力を蓄えているのだと言いました。子供の状態によっては、無理に学校に送り出さずにしっかり休ませることも必要。ですから、フリースクールに行ける段階なのかどうかをしっかり見極めることもとても大事です」

――具体的にはどうすれば?

「『なんで?』『どうして?』と聞くのではなく、子供がどういう気持ちなのかをよく見る。そして早い段階で学校の先生に相談することです。スクールカウンセラーに直接相談するのもいいでしょう」

※週刊ポスト2012年11月23日号

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