芸能

宍戸錠✕吉田豪 若い女の子と知り合いたくて1人でディスコ

 自由奔放に性を謳歌してきた稀代のハードボイルドスターの経験人数は、1331人! これは世界3位なんだとか。俳優・宍戸錠氏(78)は、今でも女性とのふれあいを求め、あらゆる場所へと顔を出すそう。『メルマガNEWSポストセブンVol.40』より、プロインタビュアー吉田豪氏による珠玉のインタビューの一部をご覧ください。

 * * *

──しかし、宍戸さんは自由に生きてたんですね。

宍戸:自分が縛られちゃうような女と結婚するんじゃねえよって、よく言ってたぐらいでね。

──宍戸夫人・宍戸遊子さんの本を読むと、愚痴だらけでしたからね。

宍戸:そうか? まあ、愚痴でいいじゃないですか。縛られてないんだから。ただ、この方はやっぱり文章はダメです。

──執筆家として。

宍戸:だから、俺への恨みをものすごくしつこく書けば、よくなる。

──もっと書いちゃったほうが良かった。

宍戸:もっとじゃない。書いてねえもん、あんまり。

──けっこう出してますけど、まだ足りないんですね。

宍戸:うん。こんな俺じゃねえよっていうんだ。

──もっとひどいよって。

宍戸:うん。

──ダハハハハ! なるほど(笑)。全部わかってたみたいですからね、浮気の話から何から。

宍戸:うん。それはそうでしょう。でも、けっこう大陸的な人だから。そうしたら、自分もやりゃいいんだよっていうね。そういうことをちゃんと実行してましたけど、それでいいんだよ。そう思わない?

──そこまで割り切れるかどうかですよね。

宍戸:何を割り切るのよ。家族制度みたいなものとか、日本的なしきたりでしょう。そんな日本的な儒教的な精神で、一夫一婦が交わって、絶対に離れずみたいなさ。なおかつ、兄弟に友に、夫婦相和しって、教育勅語なんか知らねえよ! でもまあ、日本人ってみんなそうなってるよ。ただ、いまの52、53歳から若い子っていうのが、どうしたらいいかわからねえ連中が多いな。俺たちは、決着はつけるぜっていう。なんの決着かわかんねえけど。

──カッコいいですよ、なんか(笑)。子どももまだつくらなきゃいけないし。

宍戸:頑張りたいけど、78歳で一人つくるには、あと一ヵ月しかないんだよ。いままで3人いて、これが最後にしようって思ってたけど、完全に自信が揺らいじゃったの。

──なんでですか?

宍戸:やっぱり最高で28歳ぐらいの女にしておきゃよかったけど、60歳の女とヤッたのが…。

──ホントに後悔してますね、それ(笑)。そういえば、宍戸さんが50歳になった頃、若い女の子と仲良くなりたいと思って週末に六本木のディスコに一人で行って踊ってたっていう話もすごいなと思って。

宍戸:うん。そこで女が拾えるか拾えないかっていうのは、それはもう、テレビのディレクターから何からみんな知ってるよ。若い奴らに「おめえらの能力を試してやるから、行こうぜ」って言って、そういうのはやってました。「君たちも演出する以上は、現代の若い子はどうしてるかって。女の子はどう答えるか、そういうことは絶対に勉強しなくちゃいけない」と。(ボトルが空になり)ビールある?

──あ、もう一杯(笑)。

宍戸:うん。

<この続きは11月20日(火曜日)に掲載予定>

<宍戸錠氏プロフィール>
ししど・じょう。1933年大阪府生まれ。1954年、日活ニューフェイス第一期生としてトップ合格し、翌55年に『警察日記』でデビュー。タフでハードボイルドな「エースのジョー」として人気を得て、石原裕次郎、小林旭らとともに日活のスターとなる。『拳銃は俺のパスポート』など300本以上の映画に出演してきた。その役者人生を綴った自伝的小説の完結編『シシド 完結編~小説・日活撮影所百周年記念』(角川書店)は11月30日発売予定

※メルマガNEWSポストセブンVol.40

トピックス

WSで遠征観戦を“解禁”した真美子さん
《真美子さんが“遠出解禁”で大ブーイングのトロントへ》大谷翔平が球場で大切にする「リラックスできるルーティン」…アウェーでも愛娘を託せる“絶対的味方”の存在
NEWSポストセブン
ベラルーシ出身で20代のフリーモデル 、ベラ・クラフツォワさんが詐欺グループに拉致され殺害される事件が起きた(Instagramより)
「モデル契約と騙され、臓器を切り取られ…」「遺体に巨額の身代金を要求」タイ渡航のベラルーシ20代女性殺害、偽オファーで巨大詐欺グループの“奴隷”に
NEWSポストセブン
高校時代には映画誌のを毎月愛読していたという菊川怜
【15年ぶりに映画主演の菊川怜】三児の子育てと芸能活動の両立に「大人になると弱音を吐く場所がないですよね」と心境吐露 菊川流「自分を励ます方法」明かす
週刊ポスト
ツキノワグマは「人間を恐がる」と言われてきたが……(写真提供/イメージマート)
《全国で被害多発》”臆病だった”ツキノワグマが変わった 出没する地域の住民「こっちを食いたそうにみてたな、獲物って目で見んだ」
NEWSポストセブン
2020年に引退した元プロレスラーの中西学さん
《病気とかじゃないですよ》現役当時から体重45キロ減、中西学さんが明かした激ヤセの理由「今も痺れるときはあります」頚椎損傷の大ケガから14年の後悔
NEWSポストセブン
政界の”オシャレ番長”・麻生太郎氏(時事通信フォト)
「曲がった口角に合わせてネクタイもずらす」政界のおしゃれ番長・麻生太郎のファッションに隠された“知られざる工夫” 《米紙では“ギャングスタイル”とも》
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
将棋界で「中年の星」と呼ばれた棋士・青野照市九段
「その日一日負けが込んでも、最後の一局は必ず勝て」将棋の世界で50年生きた“中年の星”青野照市九段が語る「負け続けない人の思考法」
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン