夫婦の日常も様々だが、あらゆる夫婦のエピソードが、漫談家の綾小路きみまろにメールや手紙で続々と寄せられている。今回寄せられたのは、ご主人(40歳)が建設会社勤務の奥様(39歳)。ご主人は眼鏡をかけてます。
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主人って、家ではソファに横になって本を読んだり、テレビを見たりするんです。ただ、座面側の眼鏡のフレームがこめかみに当たって「邪魔だし、痛い」といっていたんですが、「フレームを簡単に取り外せるようにしたよ」と、眼鏡本体とフレームを磁気でくっつくようにし、座面側のフレームを外してテレビ観賞です。
でも、外した片方のフレームをソファ前のテーブルの上に置けばいいのに、寝ころがったまま、頭の上に置いたりして、「フレームがない!」と大騒ぎ。よく見ると、眼鏡の右側にフレームが2本。外した左側のフレームが磁気で右側にくっついていたんです。
「眼鏡はこれでいいとして、問題はテレビ画面だ。寝ころがった時は画面も横になってほしい。そうすれば見やすいんだけど、これは難題だな。でも難しいほど、発明家の血が騒ぐよ」
そんなのは難題でも何でもないの。きちんと座って見なさい!
※週刊ポスト2012年12月14日号