芸能

イチロー似タレント 似せるため素振り、体幹トレ欠かさない

イチローに似せるため体幹トレーニングを欠かさないニッチロー

 バットを持って左の打席に立てば “ホンモノのイチロー?”と見間違えるほどのそっくりぶりはまさにメジャー級! 表情や細かい動きもヤンキースのイチロー選手(39才)そのものというパフォーマー・ニッチロー(34才)。とんねるずも認めた、そのパフォーマンスには並々ならぬ努力があるようで…。イチローのヤンキース2年契約残留を自らのことのように喜んでいるというニッチローにインタビューした。

――イチロー選手がヤンキースに移籍してから、何か変わりましたか?

ニッチロー:昨シーズンはレンジャーズのダルビッシュのほうが注目されていましたからね。でもヤンキース移籍でまたイチロー選手の注目度が上がって。ぼくも数多くのスポーツ紙や雑誌の取材も受けましたし、仕事も増えましたね。

――本当にイチロー選手そっくりですね。昔から似ていたんですか?

ニッチロー:いえ、高校時代は誰からも言われなかったですね。そっくりと言われるようになったのは3~4年前から。以前働いていた飲食店で、その時、ロン毛だった髪をしばるようになったら、“似てる!”とお客さんにといわれるようになって。そこからイチロー選手のものまねをパフォーマンスとしてやるようになりました

――元々は路上パーフォーマーだったとか。

ニッチロー:そうです。2009年のWBCで東京ドームで試合があった時にドーム前でものまねをやったのがきっかけです。イチロー選手の背番号のTシャツを着てバットを構えるだけだったんですが、何百人と集まってきて、取材もされて。もしかしたら街中でやったら面白いんじゃないかと思って、仕事の前や後に週一程度、下北沢などでパフォーマンスをするようになりました。

――イチロー選手のファンだったんですか。

ニッチロー:もちろんリスペクトしています。小学校時代は柔道、中学ではハンドボールのキーパー、その流れで高校と専門学校ではサッカーのキーパーをしていましたが、野球観戦は好きでした。ちょうどぼくが中学生のときにイチロー選手が年間200本安打を打って。発言やファッションもBボーイチックでニュータイプの野球選手が出てきたなあと思っていました。

――野球経験は?

ニッチロー:ありません。小さいころ草野球をやったぐらい。キャッチボールも受けることはできても投げるのは下手です。バッティングセンターで練習もしますが、なかなか当たりませんし、バットに当たれば飛ぶ…ぐらいで、野球に関してはまったくの素人です。

――でも体形もイチロー選手とほぼ同じですよね。

ニッチロー:身長は181cmでまったく同じなんです。体重はぼくのほうが10kgぐらい軽いですが、向こうはアスリートの筋肉ですからね。それにはかないません。

――トレーニングもしているんですか?

ニッチロー:ユニフォームを着たときに細いと見栄えがしないので、筋トレやランニングで鍛えるようにしています。体幹トレーニングと毎日30~40分のランニングをしていますし、イチロー選手を意識して素振りもしています。そこは徹底していますね。

――なぜ、ニとチの間に小さなッが入っているんですか?

ニッチロー:前は漢字で似ッチローだったんです。似チローというより小さな“ッ”を入れたほうがひびきがいいかなあと思って。でもニッチは英語で“すきま”という意味があり、“イチロー選手のすきまのことをやる”という意味も込めてすべてカタカナ表記にしました。

――イチロー選手には会ったことは?

ニッチロー:残念ながらないんです。どうやら存在は知っていてくれているようですが。

――人づてで聞いたとか?

ニッチロー:そうです。ぼくの知人がアパレル関係のショップで働いているんですが、そこに来店されたようで。その知人が“自分の知り合いにイチローさんのものまねをしている人がいるんですよ”と言ったら、“知っているよ。らしいね”と笑って話していたそうです。それを聞いてホッとしました。とりあえず怒ってないんだなって。で、ふところの深さにますますリスペクトするようになりました。

――『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)内の人気コーナー「博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~」では本当にマニアックなイチロー選手の動きをやっていますね。

ニッチロー:相当、研究してますからね。動画よりも写真を見ることのほうが多いです。写真だとその時の表情や細かい動き、仕草がよくわかるので。

――ユニフォームはもちろん、バット、グローブすべてイチロー選手と同じモデル?

ニッチロー:はい。だからお金かかるんですよね。今でこそやりはしませんが、昔は電車移動や居酒屋で友人と飲むときもユニフォームに帽子姿だったんですよ。

――そのままの姿で?

ニッチロー:ええ。イチロー選手が電車なんて乗ることないから、その光景がシュールじゃないかなあと思って。あとは回転寿司の『スシロー』に行ったり。“スシローでイチローが寿司を食べているって面白いなあ”と思って(笑い)。居酒屋で飲んでいるときはまわりの人が面白がってくれておごってくれたりしましたよ。

【ニッチロー】
1978年9月23日生まれ。長野県出身。本名・今村健太。俳優でパフォーマー。2009年より路上でイチロー選手のものまねパフォーマンスを始める。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)の「博士と助手~細かすぎて伝わらないモノマネ選手権~」第17回で準優勝。ものまねショーレストラン「そっくり館キサラ」にレギュラー出演中。

関連記事

トピックス

火事が発生したのは今月15日(右:同社HPより)
《いつかこの子がドレスを着るまで生きたい》サウナ閉じ込め、夫婦は覆いかぶさるように…専門家が指摘する月額39万円サウナの“論外な構造”と推奨する自衛手段【赤坂サウナ2人死亡】
NEWSポストセブン
自らを「頂きおじさん」と名乗っていた小野洋平容疑者(右:時事通信フォト。今回の事件とは無関係)
《“一夫多妻男”が10代女性を『イヌ』と呼び監禁》「バールでドアをこじ開けたような跡が…」”頂きおじさん”小野洋平容疑者の「恐怖の部屋」、約100人を盗撮し5000万円売り上げ
NEWSポストセブン
ヴァージニア・ジュフリー氏と、アンドルー王子(時事通信フォト)
《“泡風呂で笑顔”の写真に「不気味」…》10代の女性らが搾取されたエプスタイン事件の「写真公開」、米メディアはどう報じたか 「犯罪の証拠ではない」と冷静な視点も
NEWSポストセブン
来季前半戦のフル参戦を確実にした川崎春花(Getty Images)
《明暗クッキリの女子ゴルフ》川崎春花ファイナルQT突破で“脱・トリプルボギー不倫”、小林夢果は成績残せず“不倫相手の妻”の主戦場へ
週刊ポスト
超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”だった高橋麻美香容疑者
《超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”の素顔》「白血病が再発して余命1か月」と60代男性から総額約4000万円を詐取か……高橋麻美香容疑者の悪質な“口説き文句”「客の子どもを中絶したい」
NEWSポストセブン
迷惑行為を行った、自称新入生のアビゲイル・ルッツ(Instagramより)
《注目を浴びて有料サイトに誘導》米ルイジアナ州立大スタジアムで起きた“半裸女”騒動…観客の「暴走」一部始終がSNSで拡散され物議に
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《異なる形の突起物を備えた光沢感あるグローブも…》10代少女らが被害に遭った「エプスタイン事件」公開された新たな写真が示唆する“加害の痕跡”
NEWSポストセブン
「みどりの『わ』交流のつどい」に出席された秋篠宮家の次女、佳子さま(2025年12月15日、撮影/JMPA)
佳子さま、“ヘビロテ”する6万9300円ワンピース 白いジャケットからリボンをのぞかせたフェミニンな装い
NEWSポストセブン
オフシーズンを迎えた大谷翔平(時事通信フォト)
《大谷翔平がチョビ髭で肩を組んで…》撮影されたのはキッズ向け施設もある「ショッピングモール」 因縁の“リゾート別荘”があるハワイ島になぜ滞在
NEWSポストセブン
愛子さまへのオンライン署名が大きな盛り上がりを見せている背景とは(時事通信フォト)
「愛子さまを天皇に!」4万9000人がオンライン署名、急激に支持が高まっている背景 ラオス訪問での振る舞いに人気沸騰、秋篠宮家への“複雑な国民感情”も関係か
週刊ポスト
群馬県前橋市の小川晶前市長(共同通信社)
「再選させるぞ!させるぞ!させるぞ!させるぞ!」前橋市“ラブホ通い詰め”小川前市長が支援者集会に参加して涙の演説、参加者は「市長はバッチバチにやる気満々でしたよ」
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
《チョビ髭の大谷翔平がハワイに》真美子さんの誕生日に訪れた「リゾートエリア」…不動産ブローカーのインスタにアップされた「短パン・サンダル姿」
NEWSポストセブン