ビジネス

Jリート 外国人投資家が見過ごしている“穴場”6銘柄紹介

 J-REIT(不動産投資信託、以下、Jリート)市場が堅調だ。とはいえJリートも外国人投資家の売買比率が4~5割に達するため、その影響を受けやすい。逆にいえば、外国人投資家の注目度の低い銘柄を選べば、彼らの投資動向に左右されずに投資できる。
 
 Jリートに詳しいアイビー総研の関大介氏はその意味では「住宅系特化型」のJリートが注目だという。関氏に安定性や収益性、成長性などに優れている銘柄の中から、外国人投資家が見過ごしている“穴場的な”銘柄をピックアップしてもらった(括弧内の数字は証券コード)。

●アドバンス・レジデンス投資法人(3269)
 住居系最大規模の銘柄。日本レジデンシャル投資法人との新設合併を2010年3月に実施。合併差益は2012年7月期末で346億円と高水準。業績予想を実績が超過した場合、増加分は増配する方針。

●大和ハウス・レジデンシャル投資法人(8984)
 破綻したニューシティ・レジデンス資法人(NCR)と2010年4月に合併。承継した繰越損失を活用し物件売却益などを内部留保。2012年2月期末時点の内部留保は194億円と高水準を維持している。

●日本賃貸住宅投資法人(8986)
 2010年7月にプロスペクト・リート投資法人を吸収合併。2011年3月期に合併差益を活用し簿価の高い都心部物件の減損処理や物件売却を実施し、ポートフォリオ利回りの改善を行なう。

●ユナイテッド・アーバン投資法人(8960)
 用途分散を行う総合型銘柄。2010年12月に日本コマーシャル投資法人(NCI)を吸収合併した。NCI物件の減収は2012年11月期に底打ちを想定。スポンサーは丸紅。

●阪急リート投資法人(8977)
 商業施設を中心とした総合型銘柄。関西圏を投資主要対象とする初の銘柄。大阪での保有物件はスポンサーの強みを生かし、中心地の梅田周辺に保有する。

●福岡リート投資法人(8968)
 商業施設中心の総合型銘柄。首都圏以外(九州地域)が投資主要対象地域の初の銘柄。九州有力企業の多くがスポンサーに参画。旗艦物件のキャナルシィ博多はポートフォリオの40%程度を占める。

【*データ提供】JAPAN-REIT.com

※マネーポスト2013年新春号

トピックス

石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
川崎春花
【トリプルボギー不倫の余波】日本女子プロ2022年覇者の川崎春花が予選落ち 不倫騒動後は調子が上向かず、今季はトップ10入り1試合のみ「マイナスばかりの関係だった」の評価も
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
「中野駅前大盆踊り大会」前夜祭でのイベント「ピンク盆踊り」がSNSを通じて拡散され問題に
《中野区長が「ピンク盆踊り」に抗議》「マジックミラー号」の前で記念撮影する…“過激”イベントの一部始終
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
『東宝シンデレラ』オーディション出身者の魅力を山田美保子さんが語ります
《第1回グランプリは沢口靖子》浜辺美波、上白石姉妹、長澤まさみ…輝き続ける『東宝シンデレラ』オーディション出身者たちは「強さも兼ね備えている」
女性セブン
9月6日から8日の3日間、新潟県に滞在された愛子さま(写真は9月11日、秋篠宮妃紀子さまにお祝いのあいさつをするため、秋篠宮邸のある赤坂御用地に入られる様子・時事通信フォト)
《ますます雅子さまに似て…》愛子さま「あえて眉山を作らずハの字に落ちる眉」「頬の高い位置にピンクのチーク」専門家が単独公務でのメイクを絶賛 気品漂う“大人の横顔”
NEWSポストセブン
川崎市に住む岡崎彩咲陽さん(当時20)の遺体が、元交際相手の白井秀征被告(28)の自宅から見つかってからおよそ4か月
「骨盤とか、遺骨がまだ全部見つかっていないの」岡崎彩咲陽さんの親族が語った “冷めることのない怒り”「(警察は)遺族の質問に一切答えなかった」【川崎ストーカー殺人】
NEWSポストセブン
シーズンオフをゆったりと過ごすはずの別荘は訴訟騒動となっている(時事通信フォト)
《真美子さんとの屋外プール時間も》大谷翔平のハワイ別荘騒動で…失われ続ける愛妻との「思い出の場所」
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン
海外から違法サプリメントを持ち込んだ疑いにかけられている新浪剛史氏(時事通信フォト)
《新浪剛史氏は潔白を主張》 “違法サプリ”送った「知人女性」の素性「国民的女優も通うマッサージ店を経営」「水素水コラムを40回近く連載」 警察は捜査を継続中
NEWSポストセブン