ビジネス

誰かの被扶養者の場合確定申告で不利になる人もいると税理士

 確定申告といえば、納め過ぎた税金を還付してもらうケースが多いが、実は個人投資家の中には確定申告すると不利になってしまう例もある。どんなケースなのか、税理士の宝田健太郎氏に解説してもらった。

 * * *
 サラリーマンであれば、確定申告で取引の損益通算(損失と利益を相殺すること)は節税につながるケースが多い。しかし、主婦など、誰かの扶養となっている人は注意が必要。主婦が損益通算や損失の繰越控除を目的として確定申告をすると、夫が扶養控除を受けられなくなるケースがあるからだ。

 例えば、妻が10万円の配当金を、10万円の繰越損失と通算するために確定申告をしたとする。妻の所得は10万円増えることになり、他の収入と合算して総所得38万円以下という扶養控除の条件から外れるかもしれない。扶養から外れた場合、配当金にかかる源泉徴収税分は戻るが、夫の所得税が上がってしまい、世帯全体で見ると負担が増えることになる可能性がある。

 また、給与などの他の所得が多く、総所得にかかる税率が10%以上になる人(年間所得330万円以上)は、申告して配当控除を適用すると、源泉徴収される金額よりも多くの税額を支払うことになるので不利。加えて、年末調整を受けた給与以外の所得が20万円以下で、確定申告義務が免除されている人が申告をすると、源泉徴収税率10%を上回るので、申告をすると不利となる。いずれも、事前にきちんと試算をして、損得を考えることが必要となる。

※マネーポスト2013年新春号

トピックス

新恋人A氏と交際していることがわかった安達祐実
安達祐実、NHK敏腕プロデューサーと「ファミリー向けマンション」半同棲で描く“将来設計” 局内で広がりつつある新恋人の「呼び名」
NEWSポストセブン
第69代横綱を務めた白鵬翔氏
白鵬“電撃退職”で相撲協会に大きな変化 旭富士のデビューほか「宮城野部屋再興」が前提とみられる動きが次々と
週刊ポスト
夫から殺害されたホリー・ブラムリーさん(Lincolnshire PoliceのSNSより)
《凄惨な犯行の背景に動物虐待》「妻を殺害し200以上の肉片に切断」イギリスの“怪物”が殺人前にしていた“残虐極まりない行為”「子犬を洗濯機に入れ、子猫3匹をキッチンで溺死させ…」
NEWSポストセブン
還暦を迎えられた秋篠宮さま(時事通信フォト)
《車の中でモクモクと…》秋篠宮さまの“ルール違反”疑う声に宮内庁が回答 紀子さまが心配した「夫のタバコ事情」
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKIが結婚を発表した(左・Instagramより)
《株や資産形成の勉強も…》趣里の夫・三山凌輝が直近で見せていたビジネスへの強い関心【あんかけパスタ専門店をオープン】
NEWSポストセブン
“ミヤコレ”の愛称で親しまれる都プロにスキャンダル報道(gettyimages)
30歳差コーチとの禁断愛の都玲華は「トリプルボギー不倫」に学んだのか いち早く謝罪と関係解消を発表も「キャディよりもコーチ変更のほうが影響は大きい」と心配の声
週刊ポスト
小芝風花
「頑張ってくれるだけで」小芝風花、上海でラーメン店営む父が送った“直球エール”最終回まで『べらぼう』見届けた親心
NEWSポストセブン
安青錦(時事通信フォト)
最速大関・安青錦は横綱・大の里を超えられるのか 対戦成績は0勝3敗で「体重差」は大きいものの「実力差は縮まっている」との指摘も
週刊ポスト
熱愛が報じられた長谷川京子
《磨きがかかる胸元》長谷川京子(47)、熱愛報道の“イケメン紳士”は「7歳下の慶應ボーイ」でアパレル会社を経営 タクシー内キスのカレとは破局か
NEWSポストセブン
三笠宮妃百合子さまの墓を参拝された天皇皇后両陛下(2025年12月17日、撮影/JMPA)
《すっごいステキの声も》皇后雅子さま、哀悼のお気持ちがうかがえるお墓参りコーデ 漆黒の宝石「ジェット」でシックに
NEWSポストセブン
熱愛が報じられた新木優子と元Hey!Say!JUMPメンバーの中島裕翔
《20歳年上女優との交際中に…》中島裕翔、新木優子との共演直後に“肉食7連泊愛”の過去 その後に変化していた恋愛観
NEWSポストセブン
記者会見に臨んだ国分太一(時事通信フォト)
《長期間のビジネスホテル生活》国分太一の“孤独な戦い”を支えていた「妻との通話」「コンビニ徒歩30秒」
NEWSポストセブン