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「LINE」ライバルの「カカオトーク」5人まで同時通話可能

 サービス開始からわずか1年7か月で1億人超が利用するようになった無料通話&メールアプリ「LINE」。電話もメールもタダで利用できるうえ、ゆるくてカワイイ“スタンプ”という絵文字がウケている。

 LINEの利用者間であれば、お互いの携帯会社が異なっていても、何分話しても、「通話は無料」というサービスだ。

 通話が0円で済むのは、電話回線ではなく「インターネットで電話を利用しているから」とITライター・太田百合子さんは言う。

「LINEはインターネットを利用して通話します。パソコンのインターネットは、毎月一定料金を払っていれば、どれだけ利用しても0円ですよね。スマホの場合も同じで、パケット代と呼ばれる“ネット代”を毎月定額で払っているので、ネットはどれだけ使っても無料になるのです」

 例えば、最新機種のスマホで、LINEを利用せず月1時間通話している人の場合、通話料は月2500円程度かかる。これをすべてLINEでの通話にすれば、通話料は0円に。3人家族なら月7500円節約できる。

 現在、無料通話や無料メールアプリは、LINE以外にもある。有名なのは、テレビCMを展開している「カカオトーク」(カカオジャパンとヤフーが運営)や「comm」(ディー・エヌ・エーが運営)だ。

「機能的には、いずれもLINEとほぼ同じアプリですが、カカオトークは5人までの同時通話が可能で、commは通話の品質が高いことをウリにしています。目的に合わせて使い分けてもいいでしょう」(ジャーナリスト・まつもとあつしさん)

 もちろん、LINEで通話するデメリットがないわけではない。

 ネット上で通話のやりとりをするため、ネット回線が混雑していたりすると、前述のように声が遅れたり、小さくなったり、突然切れたりすることもある。

「大事な話をするときには通常の電話で、世間話や家族間の連絡はLINEで、というように上手に使い分けを」(太田さん)

※女性セブン2013年2月14日号

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