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《“日本中を騒がせた”ラブホ問題から復活》小川晶前橋市長、説明に「納得してない」人が52%だったにもかかわらず再選できたのはなぜか?臨床心理士「美化され…」

再選を確実とし、あいさつする小川晶氏(時事通信フォト)

再選を確実とし、あいさつする小川晶氏(時事通信フォト)

 スキャンダルから見事な復活、と言ってよいのではないだろうか。ラブホ密会問題で小川晶前市長が辞職したことに伴って実施された前橋市長選挙は、小川氏が再選、しかも投票終了直後に当選確実が出る「ゼロ打ち」と呼ばれる圧勝に終わった。前橋市民から批判の声が小さくなかったことで辞職したように見えていたが、有権者たちはどんな心境の変化から票を投じることになったのか。臨床心理士の岡村美奈さんが、なぜ「許す」気持ちになったのかについて分析する。

 * * *
 群馬県前橋市で行われた出直し市長選挙で、ラブホ市長と呼ばれた前市長の小川晶氏が再選した。投票率は前回の選挙より8ポイント近く高い47.32%。それだけ関心が高かった選挙で、自民党が擁立した候補に1万票余りの差をつけ、前回よりも票を伸ばし6万2893票を獲得して当選したのには驚いた。前橋市民の選択に文句をつける気はないが、この選挙結果に気持ち悪さを感じた人は多かったと思う。

 新年を迎えて始まった選挙運動の時から、小川氏の優勢は伝えられていた。部下である既婚の男性職員とラブホテルに通っていたことが明るみに出て、謝罪するも男女の関係はなかったと釈明。市長続投の意思を表明し、市民との対話を重ねるなど説明の機会を設けたが、議会や市民などからの退陣要求は強く、ついに辞職を決断した小川氏。投票日の1か月前に市長選への出馬を表明すると、選挙戦ではベージュのダウンコートに身を包み、街角や選挙カーから自らの実績と政策をアピールしていた。

 自民党が擁立した対立候補は無名の新人。知名度は低く、彼を強力に推した山本一太・群馬県知事による小川氏批判が逆に目立ってしまった。結果的にそれが小川氏をいじめているような印象を与えてしまい、逆効果だったのではとの声もある。悪名とはいえ全国的に名前が売れていた彼女は強かった。

 サポーターにも囲まれていたようだ。選挙中、一緒に写真を撮ろうとする有権者や握手を求める人も多かった。勝利した小川陣営に小川氏が現れると、集まっていた支援者から黄色い歓声が上がった。まるでアイドルが出てきたように立ち上がる支援者たちや、壇上に祝いの花を持って上がり、小川氏と抱きあう支援者の女性たち。彼女の顔に晴れやかな笑顔はなかった。

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