美貌と強硬姿勢で知られるノーム氏は、トランプ大統領に登用された「MAGAビューティ」の一人として知られる(写真/Getty Images)
撃ったのは国家。撃たれたのは、37歳の普通の主婦だった。2026年1月7日、米・ミネソタ州・ミネアポリス。ICE(米移民税関捜査局)の捜査官が放った銃弾が、車を運転していたレニー・ニコール・グッドさん(37)の命を奪った。6歳の子を含め、3児の母親。政治活動家でも、過激思想の持ち主でもない。どこにでもいる普通の市民だった。
だが、ICEを統括するクリスティ・ノーム国土安全保障長官(54)は、こう断じた。
「この車両は武器として使われた。ICE捜査官は自分と同僚の命を守るために射撃した。これは“国内テロ行為”だ」
しかし現場映像や目撃証言は、政府説明と大きく食い違う。目撃者の一部は「ICEは救急隊の到着を阻止し、助けに向かう人々を武器で排除した」と証言した。発砲前に女性が車でICE職員に向かっていたのかも疑わしい。国家による説明と現場の現実が乖離する中、炎上はさらに深まっている。
