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激務に耐えるため自社を「擬人化」させて萌える腐女子社畜

 男性同士の恋愛を描いた作品や二次創作物を愛好する女性を意味する「腐女子」。彼女たちが好む作品の中に、「擬人化」と呼ばれるジャンルがある。「擬人化」とは、人間以外の全ての対象を人のかたちで表現することだ。

 たとえば2000年後半からヒットした『ヘタリア』というウェブ漫画は、世界の国々を擬人化した。また、大江戸線の各駅を「美麗男子に擬人化」した『ミラクル☆トレイン』は、人気声優を起用したこともあり話題となった。

 そんな「擬人化」ファンのひとり、都内の広告代理店に勤務する女性Aさん(24歳)は、自分が勤務する会社のイメージを擬人化して激務に耐えている、という腐女子だ。

「鬼のような激務で、自分は社畜です。でも、自社を鬼畜な攻めキャラとして擬人化することで、日々この激務に耐えられる。私は鬼畜に攻められている社畜にちがいない……と思うようにしているんです」(Aさん)

 擬人化妄想に浸るのは彼女だけではない。同じく腐女子で、都内の私立大学に通うBさん(22歳)は、退屈な授業中に自分の大学を擬人化した物語を考えていると話す。

「私は、うちの大学を『ヘタレな受けキャラ』だと思っています。偏差値が下がったり、就職率が悪いと、さすがヘタレ君だね、という感じで自作小説の格好のネタになるんです。

 こんなふうに擬人化していると、残念なことがあってもあくまで『キャラ』だと思えるので楽しいですよ。最近だと、東京大学が推薦入試をはじめるという話題で『ヘタレ東大』という妄想をしましたけどね(笑)」(Bさん)

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