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男が外で妻を“鬼嫁”扱いする意味とは 山路徹氏が解説する

 数々の修羅場をくぐり抜けてきたジャーナリスト・山路徹さん(51才)が、女性セブン読者のお悩みに回答する。夫に「鬼嫁キャラ」を設定されてしまった妻に、山路氏は何を言う?

【質問】
 夫が会社でしょっちゅう私のことをネタにしているようです。「家でこんなことで怒られた」「ゴミの出し方が気に入らなくてダメ出しをされた」「自分は高級フレンチを食べに行くのに、おれには500円の弁当だけ」などなど。夫のまわりではすっかり私は鬼嫁キャラで、夫の同僚にも「奥さん聞きましたよ~」と言われます。どうにかして鬼嫁キャラを返上したいですが、アドバイスください。(44才・専業主婦)

【山路徹のアドバイス】
 ずばりいいましょう。あなたはとてもだんなさんから愛されていますね。そしてあなた自身もだんなさんをコントロールし、愛されていることを自覚しているんじゃないでしょうか。

 だって考えてください。同僚との会話で嫌いな妻の話題なんて出さないでしょう。嫌いな人のことなんて口にも出したくないですし、できれば存在も頭から消します。

 その点、ネタにされるなんていつもあなたのことを見ていて、考えて、愛している証拠。夫婦なんて妻が夫を尻に敷いているぐらいがちょうどいいんです。それに鬼嫁に虐げられているキャラの有名人もたくさんいますが、みんな夫婦仲がよくて子だくさんだったりするでしょう。うらやましい限りです。

 それに同僚との会話で妻をべた褒めするというのも、しらける話でしょう。悪口を言うのも、謙遜して、うまくコミュニケーションをはかろうとしているんだと思います。

 まあ、一度、だんなさんの友人や同僚を招いてホームパーティーを開いてはいかがですか? この時、無理につくろわずいつものままで。そして「もう、いつも私のことを鬼嫁とか言っているんでしょう。何言ってるのよ~」と明るく笑い飛ばすんです。まわりだってあなたのことを本気で怖いと思っているわけじゃないですし、「ユーモアのあるふところの深い奥さんだなあ」と感心するはずですよ。

※女性セブン2013年4月11日号

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