ビジネス

アベノミクス相場 遠からず終わる可能性があると投資銀行家

 日本の株式市場はアベノミクス効果で右肩上がりを続けている。まだバブルとはいえないとの指摘もあるが、一方、「アベノミクス相場はそう遠くないうちに終わる可能性がある」と厳しい見方をするのは、『ぐっちーさんの本当は凄い日本経済入門』などのベストセラーを持つ投資銀行家の山口正洋氏。

 その相場の中でどうやって儲けるか。

「円安によって儲かるのはほんの一握りの企業であり、日本経済全体にとっては輸入コストが増加するなどダメージが小さくない。そうした中では、どんな事態に見舞われてもへこたれない、現金を多く持つ『キャッシュリッチ企業』が強い」

 例えば企業がため込んできた内部留保ランキングで1位と2位を占めるトヨタ自動車やホンダなどは、株価が下落しても余剰資金を自社株買いなどに向けることができると分析する。

「また、簡単に真似できない、オンリーワンでメイド・イン・ジャパンの技術力やブランド力を持つ企業、例えばコマツやファナックなども同様に底堅いと考えています」

 加えて、山口氏は投資する際に銘柄選びだけではなく「買い方」に注意を払うべきだと語る。

「著名投資家のウォーレン・バフェット氏がそうであるように、20年、30年という長期的視点で資産形成するためには、目の前の値動きに一喜一憂せず、長期でもあまり大きく下がらずに安心して持っていられる銘柄を少しずつ買い増していく手法をお勧めします。毎月同じ金額を投じて、株価が安くなった時には多く、高くなった時には少なく買う『ドルコスト平均法』を用いるのが一つの手です」

※SAPIO2013年5月号

トピックス

羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
《家族と歩んだ優しき元横綱》曙太郎さん、人生最大の転機は格闘家転身ではなく、結婚だった 今際の言葉は妻への「アイラブユー」
女性セブン
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。  きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
年商25億円の宮崎麗果さん。1台のパソコンからスタート。 きっかけはシングルマザーになって「この子達を食べさせなくちゃ」
NEWSポストセブン
今年の1月に50歳を迎えた高橋由美子
《高橋由美子が“抱えられて大泥酔”した歌舞伎町の夜》元正統派アイドルがしなだれ「はしご酒場放浪11時間」介抱する男
NEWSポストセブン
入社辞退者が続出しているいなば食品(HPより)
「礼を尽くさないと」いなば食品の社長は入社辞退者に“謝罪行脚”、担当者が明かした「怪文書リリース」が生まれた背景
NEWSポストセブン
STAP細胞騒動から10年
【全文公開】STAP細胞騒動の小保方晴子さん、昨年ひそかに結婚していた お相手は同い年の「最大の理解者」
女性セブン
入社辞退者が続出しているいなば食品(HPより)
いなば食品、入社辞退者が憤る内定後の『一般職採用です』告知「ボロ家」よりも許せなかったこと「待遇わからず」「想定していた働き方と全然違う」
NEWSポストセブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
逮捕された十枝内容疑者
《青森県七戸町で死体遺棄》愛車は「赤いチェイサー」逮捕の運送会社代表、親戚で愛人関係にある女性らと元従業員を……近隣住民が感じた「殺意」
NEWSポストセブン
ムキムキボディを披露した藤澤五月(Xより)
《ムキムキ筋肉美に思わぬ誤算》グラビア依頼殺到のロコ・ソラーレ藤澤五月選手「すべてお断り」の決断背景
NEWSポストセブン
大谷翔平を待ち受ける試練(Getty Images)
【全文公開】大谷翔平、ハワイで計画する25億円リゾート別荘は“規格外” 不動産売買を目的とした会社「デコピン社」の役員欄には真美子さんの名前なし
女性セブン