芸能
2013.06.17 07:00 週刊ポスト
『あまちゃん』快進撃 朝ドラでは考えられぬ出演者実名登場
NHKの朝ドラ『あまちゃん』(脚本・宮藤官九郎)の快進撃が止まらない。6月10日には過去最高視聴率となる22.1%を記録。昼や夜(BS)、週末の再放送、録画視聴などを含めると、視聴率は50%を超えるといわれるほどだ。劇中に何度も登場する驚いた時の方言「じぇじぇじぇ」は、流行語大賞どころか、“標準語”として定着しそうな勢いである。
おじさん世代の視聴者が多いのも、従来の朝ドラにはない傾向だ。
「主人公のアキは自分の娘みたいにかわいいし、キョンキョン(小泉今日子)が、ほとんどスッピンで母親役をやっているのも新鮮。彼女は娘に向かって『ブス』とか『バッカで~』とか毒を吐くんだけど、全然辛辣に聞こえないから不思議。海女のオバチャンたちの会話といい、とにかく観ていて楽しいよね」(50代男性)
と、これまで朝ドラとは縁のなかった中高年男性からも絶賛の声が。上智大学教授(メディア論)の碓井広義氏も、1日に2回観るほどのファンだ。
「朝、録画しながらオンエアを観て、夜、夫婦でまた観る。2回観ると、朝は気づかなかった仕掛けやネタを確認できるんです」
そう語る碓井氏を含め、多くの中高年男性がハマってしまう理由はどこにあるのだろうか。
「アキ、春子、夏という、3世代の“トリプルヒロイン”が強力で、それぞれにいろんな思い入れができる。普通のヒロインに比べて3倍キャッチーなんです。さらに、巧みに1980年代と重ね合わせることで、中高年をガッチリつかんでいる。曲やタレントの名前が本来の名称で出てくるのも、これまでの朝ドラでは考えられないことです」(碓井氏)
※週刊ポスト2013年6月28日号
関連記事
トピックス

黒木メイサや吉岡里帆も 有名人のInstagramアカウント乗っ取りが続発する背景
NEWSポストセブン

『青天を衝け』草なぎ剛&木村佳乃の共演にテレビ界が驚く理由
週刊ポスト

「アレは森喜朗の娘でしょ」 小池百合子氏vs橋本聖子氏の長き因縁
週刊ポスト

眞子さま結婚問題に言及 陛下から殺伐とした秋篠宮家へのメッセージか
女性セブン

『おちょやん』 一本調子だった杉咲花を「弟」が変えた
NEWSポストセブン

橋本聖子氏 セクハラより蒸し返されたくない「実父の20億円借金」
女性セブン

秋篠宮家で1年間に5人の宮務官が依願退職 背景に眞子さま結婚問題か
週刊ポスト

福原愛、帰国で夫婦別居へ SNSに意味深ポエム、結婚指輪も外し…
女性セブン