全国で熱中症による搬送者が3438人を記録(6月23日現在速報値)するなど、早く猛暑が始まりつつある。厳しい夏を乗り切るにはどうしたらいいのか? 暑さ対策を紹介しよう。
昨今の節電モードも手伝って、エアコンに頼りすぎる過ごし方を見直す人も多い。最近、屋内外の温度差の大きさに自律神経が乱れ、体調を崩す人が増えていると話すのは、管理栄養士・睡眠改善インストラクタ-の篠原絵里佳さん。
「冷たい食品の摂りすぎでも体調は悪化します。暑さより、体調不良がつらいということも多いよう。体や部屋を冷やすだけではなく、汗をかいて風に吹かれる爽快感も忘れずに。今から、夏野菜やスパイシーな食事で暑さに強い体づくりをしておきましょう」(篠原さん)
また、最近の住宅は機密性が高いので、「風通しをよくし日差しを遮る工夫をするだけで、かなり快適になる」(節約アドバイザー・省エネルギー普及指導員の和田由貴さん)とも。
「エアコンの冷房は暖房に比べて消費電力はさほど大きくありません。異常な暑さの日もありますから、無理はせず、必要に応じてエアコンを使いこなして」(和田さん)
読者が実施している暑さ対策のワザを集めてみました。
「涼しい朝5時から家族のお弁当作りを。夕飯用の野菜の下茹でなど加熱作業も、大汗かきながら一気に終わらせます」(東京都・46才・パート)
「ペットボトルに風呂の残り湯などを入れて凍らせておき、扇風機の風を当てると冷たい風に。大きな氷やボトルの滴がきれいで、見るだけで涼感!」(大分県・55才・無職)
「窓にトラック用のシェードを置くと、日よけ効果は抜群。窓とカーテンとの間に挟んで立てるだけなのでしまうのも楽」(東京都・46才・自営業)
「夏は赤ワインも冷たくしたい。かといって氷を入れると薄まっちゃう。そこで製氷器で凍らせたオレンジジュースを投入。最初は冷たい赤ワイン、時間がたつと解けてサングリア風に」(東京都・35才・パート)
「屋外で長時間過ごす日は、冷たい飲み物ばかり飲むと体調が悪化してしまう。あえて温かい水を携帯するように。食事も熱々を食べて汗をかくと、わずかな風でも涼しく感じられ、体調も良好に。今は夏鍋にハマってます」(東京都・33才・専門職)
※女性セブン2013年7月18日号