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2013.07.28 16:00  週刊ポスト

精子バンクのニーズが高く提供者の数が追いつかないのが現状

 かつてと違い母子家庭への偏見が薄まった影響なのか、自らシングルマザーになりたがる女性が増えているという。だが、ひとりで子供を産むことはかなわない。女性がいくら「子供だけ欲しい」と願っても、精子を提供してくれる男性が簡単に見つかるわけではない。それでも「子供が欲しい」という女性が利用するのが、「精子バンク」だ。

 精子バンクとは、シングルマザーを希望する女性や、夫の側が原因で不妊になっている夫婦のために、ドナーから採取した精子を保存・提供する機関を指す。

「『精子バンク』的な活動を謳った団体が乱立しているが、個人で運営しているところも多い。ほとんどはボランティア精神で活動していると思うが、なかには応募してくる女性とセックスしたいがために行なっている個人もいるようです」(NPO関係者)

 精子提供の方法は、大きく分けて2つある。1つは提供者の「精液」だけを送り、女性がシリンダー(針のない注射器)を使って自分で膣に挿入する「シリンジ法」。もう1つは、排卵日を予測し、妊娠の可能性の高い日に性行為をする「タイミング法」だ。

 精子バンクが話題になったのは、1996年に遡る。150万円という高額料金で「好みの男性」を斡旋する業者が現われ、「事実上の精子売買だ」と物議をかもした。翌年5月、日本産科婦人科学会はガイドラインを設け、「営利目的の精子提供やあっせん関与、もしくは類似行為をしてはならない」と規定した。しかし、法規制はされておらず、実質的には野放し状態だ。

 それでも、シングルマザーを希望する女性が増えるなか、精子バンクのニーズは高く、精子提供者の数が追いつかないのが現状だという。

※週刊ポスト2013年8月2日号

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