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避暑地軽井沢で朝食がブーム 東京から始発新幹線で来る客も

 軽井沢といえば、美しい自然と夏でも涼しい気候で、首都圏からも近く、避暑地として人気のスポットだ。

「軽井沢は別荘地として有名ですが、今年特に目立ったのは、朝早く訪れて、日帰りで楽しむ人たちでした」

 と話すのは、軽井沢の情報誌『軽井沢ヴィネット』編集長の広川美愛さん。朝食を目当てに訪れる人が増えているという。

「もともと夏に別荘に来ている人が、ホテルのレストランで朝食を楽しむ文化はありましたが、2~3年ほど前からモーニング営業を始めるカフェやレストランが増えてきたんです。初めは別荘を持っているかたが中心でしたが、口コミで徐々に広まり、今年は朝食を楽しみにやってくる日帰りのかたも増えて、朝から行列ができるお店もあります」(広川さん)

 東京駅から始発の新幹線に乗れば、7時30分頃には軽井沢駅に到着するので、朝食にも充分間に合う。また、渋滞を避けるために早朝に到着するマイカー派の人にも好評だ。このブーム、観光バスの団体さんや旅行代理店が募集をかけているようなものではないのがスゴいところ。

 3年前からモーニング営業を行っている『カフェ・ル・プティ・ニ』のマスター・谷口茂夫さんはこう話す。

「夏は朝から30分待ちのこともあります。普段は忙しくて朝ご飯を食べない人でも、自然の中で小鳥のさえずりを聞きながら、ゆっくりと朝食を食べると、“気持ちがよかった”“とてもエレガントな気分になった”などと言ってくれるんですよ」

 また、昭和54年の創業時からモーニング営業を行っている『押立茶房』は、8月限定で朝5時にオープン(通常は8時オープン)。

「特に8月中旬は混み合いました。朝早くから観光で訪れるかたも多いですよ」(同店マスター・小林正和さん)

※女性セブン2013年9月19日号

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